アレイの 1 次物理ドライブの選択
オンボード RAID コントローラー上に
RAID レベル-1 論理ドライブを作成する場合は、
1 次物理ドライブを指定する必要があります。
これによって、確実にデータが 1 次物理ドライブに保存されます。
RAID レベル-1 論理ドライブでは、1 次物理ドライブ上のデータが 2 次物理ドライブ (ミラー) にコピーされます。
2 次物理ドライブ上にあったデータはすべて破棄されます。
論理ドライブが作成されると、物理ドライブの「プロパティー」パネルに各ドライブのミラーの役割
(1 次または 2 次) が報告されます。
各物理ドライブのミラーの役割を知っておくと、以下のような場合に役立ちます。
- すでにデータが入っている物理ドライブ付きの論理ドライブの作成時。
サーバーには 1 つの物理ドライブがあり、オペレーティング・システムはその物理ドライブにインストールされています。
RAID レベル-1 論理ドライブで冗長度を持たせると決定したとします。
2 次物理ドライブをインストールして論理ドライブを構成するときは、元の物理ドライブを 1 次物理ドライブとして指定して、そのドライブのデータを破棄しないようにする必要があります。
- 同期失敗時。
論理ドライブを作成すると、同期が開始され、1 次物理ドライブのミラーが作成されます。
同期が進行中に、論理ドライブがクリティカルとして表示されます。
これは、ミラーが完了しておらず、論理ドライブに冗長度がまだ持たされていないためです。
同期中に 1 次物理ドライブに障害が起こると、ミラーが完了していないためにそのドライブのすべてのデータが失われます。
2 次物理ドライブに障害が起こっても、1 次物理ドライブのデータは元のままで、ホットスペア・ドライブを使用してミラーを作成することができます。
詳細
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