レベル 2「IBM Director エージェント」ページでは、レベル 2 管理対象システムのディスカバリー・パラメーターをカスタマイズできます。
レベル 2「IBM Director エージェント」のディスカバリー・プリファレンスを構成するには、以下のステップに従ってください。
- IBM Director コンソールで
、をクリックします。
- レベル 2「IBM Director エージェント」ページの「ディスカバリー・プリファレンス」ウィンドウで、管理対象システムの一般ディスカバリー・プリファレンスを構成します。
- 「自動検出期間 (時)」フィールドで、
IBM Director サーバーが自動的にシステムの検出を試みる頻度を選択します。
考えられる範囲は 1 から 168 時間 (7 日間) です。
デフォルトで、自動検出は使用不可になっています。
- 「存在検査期間 (分)」フィールドで、
IBM Director サーバーが管理対象システムそれぞれの状況を検査する
頻度を選択します。
存在検査によって、管理対象システムがオンラインまたはオフラインのどちらであるかが検出されます。
考えられる範囲は 1 から 240 分 (4 時間) で、この機能も使用不可にすることができます。
デフォルトで、15 分ごとに存在検査が行われるように設定されています。
- 「非セキュア・システムを自動的にセキュアにする」チェック・ボックスを選択すると、IBM Director サーバーは、非セキュア管理対象システムを自動的にセキュアにします。
この機能を使用可能にすると、IBM Director サーバーは、今後の管理サーバーでは、最初にアクセスを要求しないと、管理対象システムの管理が行えなくなくなるようにします。
- 「サーバーに接続する未知のエージェントを自動的に追加する」
チェック・ボックスを選択すると、IBM Director サーバーは、新しく
検出した管理対象システムのオブジェクトを「グループ・コンテンツ」ペインに追加します。
このオプションは、既存の IBM Director 環境に IBM Director サーバーを再インストールするとき、または IBM Director サーバーに直接接続するよう IBM Director エージェントのインスタンスを構成したときに役立つ場合があります。
- ページの最上部にある「システム・ディスカバリー (IP)」をクリックします。
注: これらのディスカバリー・プリファレンスは、レベル 2 管理対象システム専用です。
- IBM Director サーバーが IP ブロードキャストを発行してローカル・サブネット上の管理対象システムを検出するように指定するには、「システム・ディスカバリー (IP)」ページの「TCP/IP 一般ブロードキャストを使用」チェック・ボックスを選択します。
デフォルトで、この機能は使用可能になっています。
- IBM Director サーバーが IP ブロードキャストを発行して
リモート・サブネット上の管理対象システムを検出するように指定するには、以下のステップに従ってください。
- 「追加」をクリックします。
- 「追加」ウィンドウで「ブロードキャスト」をクリックします。
- 「次へ」をクリックします。
- 「ブロードキャスト・アドレスの追加」ウィンドウの「IP アドレス」
および「サブネット・マスク」 フィールドに IP アドレスとサブネット・マスクを入力します。
- 「OK」をクリックします。
ブロードキャスト操作に関する情報は、「アドレス・エントリー」フィールドに表示されます。
- IBM Director サーバーが IP マルチキャストを発行するように指定するには、以下のステップに従ってください。
- 「TCP/IP マルチキャストを使用」チェック・ボックスを選択します。
- 「マルチキャスト・グループ」フィールドに、マルチキャスト・
グループ・アドレスのアドレスを入力します。
デフォルトで、マルチキャスト・グループ・アドレスは 224.0.1.118 に設定されています。
- 「マルチキャスト TTL」フィールドで、マルチキャスト・ディスカバリー・パケットの
存続時間を選択します。
存続時間とは、パケットがサブネット間で転送される回数のことです。
デフォルトで 32 に設定されています。
注: マルチキャスト・グループ・アドレスを変更する場合、管理対象システムごとに
マルチキャスト・グループ・アドレスを変更する必要もあります。
- IBM Director サーバーがレベル 2 管理対象システムからブロードキャスト・リレー要求を発行するように指定するには、以下のステップに従ってください。
- 「追加」をクリックします。
「追加」 ウィンドウがオープンします。
- 「リレー」をクリックします。
- 「次へ」をクリックします。
- 「リレー・アドレスの追加」ウィンドウの「IP アドレス」および「サブネット・マスク」フィールドに、既存のレベル 2 管理対象システムの IP アドレスとサブネット・マスクを入力します。
- 「OK」をクリックします。
ブロードキャスト・リレー操作に関する情報は、「アドレス・エントリー」フィールドに表示されます。
- IBM Director サーバーがユニキャストを発行するように
指定するには、以下のステップに従ってください。
- 「追加」をクリックします。
- 「追加」ウィンドウで「ユニキャスト・アドレス」をクリックします。
- 「次へ」をクリックします。
- 「ユニキャスト・アドレス」ウィンドウの「IP アドレス」フィールドに、パケットが
送信される IP アドレスを入力します。
- 「OK」をクリックします。
ユニキャスト操作に関する情報は、「アドレス・エントリー」フィールドに表示されます。
- IBM Director サーバーがユニキャストを IP アドレスの範囲に
発行するように指定するには、以下のステップに従ってください。
- 「追加」をクリックします。
- 「追加」ウィンドウで「ユニキャスト範囲」をクリックします。
- 「次へ」をクリックします。
- 「ユニキャスト・アドレス範囲の追加」ウィンドウの「開始アドレス」および
「終了アドレス」フィールドに、開始 IP アドレスと終了 IP アドレスを入力します。
- 「OK」をクリックします。
ユニキャスト範囲操作に関する情報は、「アドレス・エントリー」フィールドに表示されます。
- IPX が管理サーバーにインストールされている場合は、ページの最上部にある「システム・ディスカバリー (IPX)」をクリックします。
- IBM Director サーバーが IPX ブロードキャストを発行してローカル・サブネット上の管理対象システムを検出するように指定するには、「システム・ディスカバリー (IPX)」ページの「IPX 一般ブロードキャストを使用」チェック・ボックスを選択します。
デフォルトで、この機能は使用可能になっています。
- IBM Director サーバーが IPX ブロードキャストを発行して特定の IPX アドレスを使用する管理対象システムを検出するように指定するには、以下のステップに従ってください。
- 「追加」をクリックします。
- 「IPX アドレス・エントリーの追加」ウィンドウに IPX アドレスを入力します。
- ブロードキャスト・リレーを使用可能にする場合は、「ブロードキャスト・リレーの使用可能化」チェック・ボックスを選択します。
- 「OK」をクリックします。
ブロードキャスト操作に関する情報は、「アドレス・エントリー」フィールドに表示されます。