サーバー・マシンの集合

「サーバー・マシンの集合」タスクは、z/VM センターのサブタスクです。 サーバー・マシンの集合を作成および使用することにより、z/VM での仮想 Linux ゲスト の構成を自動的に制御することができます。

このトピックには、「サーバー・マシンの集合」タスクで操作する メイン・オブジェクトに関する簡単な概要、およびこれらのオブジェクト を使用して実行できる機能の説明があります。

Linux ゲスト・システム

Linux ゲスト・システムは、IBM Director の管理対象オブジェクトです。 このオブジェクトは、z/VM 仮想サーバー内でゲスト・オペレーティング・システムとして稼動する Linux システムを表します。 IBM Director から見ると、Linux ゲスト・システムは、 単に IBM Director エージェントを実行する Linux システムになります。

サーバー・マシンの集合

サーバー・マシンの集合は、z/VM で Linux ゲスト・システムのプロパティーの構成 に使用される仮想マシンの集合になります。 ここには、z/VM サイドと Linux サイドの両方の構成が含まれます。 管理対象 z/VM のコンテキストにおいて、必要なだけサーバー・マシンの集合を作成できます。

層は、サーバー・マシンの集合内のサブセクションです。 サーバー・マシンの集合を複数の層に分け、 それぞれが独自のプロパティーのセットを持つようにすることができます。 層を使用して、Linux ゲスト・システムを、 その機能に従ってグループ化することができます。

サーバー・マシンの集合プロパティー

サーバー・マシンの集合 には、VMRM、ミニディスク、スクリプト、およびネットワークという 4 つの構成ドメインがあります。 これらのドメインの一部または全部にプロパティーを設定して、 それらのプロパティーをサーバー・マシンの集合内 の Linux ゲスト・システムに適用することができます。 また、サーバー・マシンの集合内の単一の層のプロパティーを設定することもできます。

プロビジョニング・リソース

プロビジョニング・リソースは、 複製プロセスで使用可能な、仮想サーバー・テンプレート、オペレーティング・システム、 およびディスク・プールです。 これらのリソースは、VSD タスクで保守されます。 複製は、Linux ゲスト・システムを作成し、 それをサーバー・マシンの集合のプロパティーに応じて構成するプロセスです。

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