コマンド・タスク・ファイルの起動

CMDTask ファイルを作成して、IBM Director コンソール「外部アプリケーションの起動」タスクの にタスクが表示されたら、他の IBM Director タスクを 開始するときと同じ方法でタスクを開始することができます。

ターゲット・タスクでは、タスクを管理対象システムにドラッグします。 非ターゲット・タスクでは、タスクをダブルクリックするか、右クリックで開きます。 タスクを開始すると、IBM Director コンソールが、CMDTask ファイルの該当する 「CommandString」行で指定されたプログラムを起動します。 ただし、タスクがターゲットになっている場合は、プログラムを起動する前にいくつかの特殊な環境変数を設定することができます。 これにより、ターゲットの情報をプログラムに渡すことができます。

特殊な環境変数:

変数名 説明
CMDTASK_IP_ADDRESSi

この変数は、ターゲット・システムの IP アドレスを 取得します。 ターゲット・システムに複数の IP アドレスが割り当てられている可能性があるため、 ターゲット・システムの最初のアダプターとして、i を 0 で 始まる 0、1、2、… で置き換える必要があります。

例: CMDTASK_IP_ADDRESS0

CMDTASK_MAC_ADDRESSi

この変数は、ターゲット・システムの MAC アドレスを 取得します。 ターゲット・システムに複数の MAC アドレスが割り当てられている可能性があるため、 ターゲット・システムの最初のアダプターとして、i を 0 で 始まる 0、1、2、… で置き換える必要があります。

例: CMDTASK_MAC_ADDRESS0

CMDTASK_COMPUTERNAME ターゲット・システムの NetBIOS 名です。
推奨する使用法:
  • 最初にコマンドラインから CommandString.Windows 値と CommandString.Unix 値を 実行して、CMDTask ファイルの外部で正常に実行されることを確認します。 これにより、デバッグの手間を省くことができます。
  • 起動したアプリケーションで対話式ダイアログまたはワイルドカード拡張などの 拡張コマンドライン構文が必要な場合は、ShellRequired パラメーターを true に 設定します。 ShellRequired パラメーターを true (デフォルトは false) に設定しないと、単に CommandString が実行されます。 ウィンドウに表示される出力はすべて、スクロールして後で閉じることができます。 また、アプリケーションの起動に時間がかかる場合は、アプリケーションの起動に かかる時間を処理するためのタイムアウト値を秒単位で指定します。
  • 環境変数 CMDTASK_IP_ADDRESSi と CMDTASK_MAC_ADDRESSi を 使用する場合は、必ず終わりに数値を付加してください。 最初のアダプターの場合は、変数に 0 を付加します。
  • IBM Director サーバーで定義した CMDTask は、IBM Director コンソールに 表示されます。 ただし、コマンド (アプリケーション) を正常に起動するには、必要なアプリケーション またはファイルも同様に IBM Director コンソール・ マシン上になければなりません。
  • .CMDExt ファイルは Director のプロパティー・ファイルであるため、パラメーターが 複数回定義されている場合は、最後に見つかった定義のみが使用されます。
  • .CMDExt ファイル (プロパティー・ファイル) を編集する場合は、ISO8859-1 文字 エンコードが使用されます。 このエンコードで直接表せない文字の場合は、Unicode エスケープが

    使用されます。 ただし、エスケープ・シーケンスでは単一の "u" 文字のみ使用することが できます。

親トピック: 外部アプリケーションの起動

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