管理対象システムへのアクセスの手動除去

このトピックでは、管理対象システムへのアクセスを手動で除去する方法について説明します。 これは、管理サーバーの公開鍵を管理対象システムから除去することによって行うことができます。

管理対象システムへの管理サーバーのアクセス機能を取り消すには、以下のステップに従ってください。

  1. 管理対象システムから、セキュリティー情報が保管されているディレクトリーに移動します。 これは、以下のいずれかのディレクトリーです。
    オペレーティング・システム ディレクトリー
    AMD64 用 Linux オペレーティング・システムおよび 32 ビット・システム /opt/ibm/director/data
    Intel Itanium 用 Linux オペレーティング・システムおよび IBM iSeries と pSeries /opt/ibm/director/data
    i5/OS /QIBM/UserData/Director/data
    NetWare d:¥IBM¥Director
    Windows d:¥Program Files¥IBM¥Director¥Data
    ここで d は、IBM Director がインストールされているハード・ディスクのドライブ名で、 IBM Director はデフォルトの場所にインストールされています。
  2. テキスト・エディターを使用して、それぞれの dsa*.pub ファイルを表示します。 dsa*.pub ファイルの先頭文字は、DSAxxxx の形式になっています。 ここで xxxx は、管理サーバーの名前です。
  3. 許可を取り消す管理サーバーの dsa*.pub ファイルを見つけて、削除します。
  4. IBM Director エージェントを停止するには、コマンド・プロンプトで以下のいずれかのコマンドを入力し、 Enter を押します。
    i5/OS の場合 /qibm/userdata/director/bin/twgend
    Linux の場合 /opt/ibm/director/twgstop
    NetWare の場合 unload twgipc
    Windows の場合 net stop twgipc
  5. IBM Director エージェントを再始動するには、次のいずれかのコマンドを入力して Enter を押します。
    i5/OS の場合 /qibm/userdata/director/bin/twgstart
    Linux の場合 /opt/ibm/director/twgstart
    NetWare の場合 load twgipc
    Windows の場合 net start twgipc
IBM Director エージェントが再始動した後は、公開鍵が除去された管理サーバーは 管理対象システムにアクセスできなくなります。

親トピック: セキュリティー状態の操作

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