イベント・データの置き換え

一部のイベント・アクションにより、テキスト・メッセージの一部として、イベント固有の情報を組み込むことができます。イベント情報を組み込むことをイベント・データの置き換え といいます。どこでイベント・データの置き換えが使用できるかについての情報は、特定のイベント・アクション・テンプレートに関連したヘルプを参照してください。

イベント・メッセージのテキストは、キーワード で分割されています。メッセージ内で使用するときには、キーワードの前にアンパーサンド記号 (&) を付ける必要があります。キーワードは、以下のとおりです。

&date
イベントが発生した日付を指定します。
&time
イベントが発生した時刻を指定します。
&text
イベントで提供される場合には、そのイベント・テキストを指定します。
&type
イベントを起動するために使用される、イベント・タイプ基準を指定します。
&severity
イベントの重大度レベルを指定します。
&system
イベントが生成されたシステムの名前を指定します。
&sender
イベントを送信したシステムの名前を指定します。 このキーワードは、使用不能である場合にはヌルを戻します。
&group
ターゲット・システムが属しており、モニターされているグループを指定します。このキーワードは、使用不能である場合にはヌルを戻します。
&category
イベントのカテゴリーを指定します。
&pgmtype
内部タイプ・ストリングを使用して、イベント・タイプのドット表記を指定します。
&timestamp
イベントの協定世界時 (1/1/1970 12:00 AM GMT からのミリ秒) を指定します。
&rawsev
イベント重大度の日本語化されていないストリング (FATAL、CRITICAL、MINOR、WARNING、HARMLESS、UNKNOWN) を指定します。
&rawcat
イベント・カテゴリーの日本語化されていないストリング (ALERT、RESOLVE) を指定します。
&corr
イベントの相関関係子ストリングを指定します。関連するイベント (同じモニターしきい値活動化からのイベントなど) が、このストリングの突き合わせを行います。
&snduid
イベント送信側の固有 ID を指定します。
&sysuid
イベントに関連してシステムの固有 ID を指定します。
&prop:filename#propname
プロパティー・ファイル filename (\tivoliWg\classes に対応) からのプロパティー・ストリング propname の値を指定します。
&sysvar:varname
イベント・システム変数 varname を指定します。 このキーワードは、使用不能である場合にはヌルを戻します。
&slotid:slot-id
イベント詳細スロットの値を、日本語化されていない ID slot_id と一緒に指定します。
&md5hash
イベント・データの MD5 ハッシュ・コード (CRC) (良いイベントに特有の固有 ID) を指定します。
&hashtxt
イベント・テキストの MD5 ハッシュ・コード (32 文字の 16 進コード) を持つフィールドに対する完全置換を指定します。
&hashtxt16
イベント・テキストの短 MD5 ハッシュ・コード (16 文字の 16 進コード) を持つフィールドに対する完全置換を指定します。
&otherstring
otherstring に一致する、日本語化されたラベルを持つ詳細スロットの値を指定します。 このキーワードは、使用不能である場合には OTHERSTRING を戻します。

注: 複数のワードを含むイベント・データの置き換えキーワードを指定した場合、それぞれのワード間のスペースは下線文字 "_" に置き換えてください。たとえば、"User Logon" というキーワードを使用するには、イベント・メッセージのテキストに "User_Logon" と入力する必要があります。 このキーワードが含まれたサンプル入力は、"User &User_Logon just logged on to the system." のようになります。

イベント・データの置き換えを使用したメッセージ・テキストの例:

次のシステムおよび日付で生成されたイベントに応答してください: システム &system 日付 &date。 イベントのテキスト: &text 重大度: &severity。