システム稼働状況の表示

このトピックでは、IBM Director で「システム稼働状況」タスクを 開始する方法について説明します。

IBM Director コンソールの「タスク」ペインで、「システム稼働状況」タスクを、 システム稼働状況レポートをサポートする管理対象システムまたはグループにドラッグします。

「システム稼働状況」ウィンドウのツールバー上のリストには、 次の 4 つのオプションがあります。
システム停止時間の分布
すべてのシステム停止のパーセントを表す円グラフ。
システム稼働時間の分布
すべてのシステム稼働時間のパーセントを表す円グラフ。
曜日別システム停止
停止の頻度を曜日別に測定する棒グラフ。計画済みおよび計画外の停止が区別されます。
時間帯別システム停止
停止の頻度を時刻別に測定する棒グラフ。計画済みおよび計画外の停止が区別されます。
特定の円グラフまたは棒グラフのセクションの値を参照するには、 特定のセクションにカーソルを移動します。
注:
  1. (IBM Director をサポートし、夏時間調整の自動調整を行うように構成されている Windows オペレーティング・システムのみ) システム稼働状況レポートに 指定されているイベントの時刻と Windows イベント ビューアのイベント時刻との間に 1 時間のずれが生じる場合があります。 これは、Windows イベント ビューアが夏時間調整のために 1 時間追加するか、 減算するためです。 この調整によって夏時間調整が行われる際にシステム稼働状況レポート・データベースに重複したエントリーが発生する可能性があります。 システム稼働状況レポートでは、夏時間調整を使用していません。
  2. (Linux のみ) メッセージ・ログの圧縮がデフォルトになっている管理対象システムでは、メッセージ・ ログの圧縮をオフにして、システム稼働状況レポートを表示してください。
  3. システム稼働状況レポートは、メッセージ・ログがデフォルト・ディレクトリーにある場合のみ、 メッセージ・ログを読み取ります。
  4. システム稼働状況レポートは、稼働状況情報が失われないように、メッセージ・ログが アーカイブされる回数と同じかそれ以上の頻度で実行されます。

稼働状況レポートは、システム稼働状況のスナップショットです。 稼働状況レポートは、ツリー構造で現在選択されている管理対象システム、 またはツリーのルートが選択されている場合はすべての管理対象システムについて、 イベントと問題の詳細および測定値の全体的な統計の要約を提供します。 問題があるものとして識別されたシステムは、詳細セクションにリストされ、赤い X の フラグが付けられます。 以下のステップを実行して表示できるレポートには 2 つのタイプがあります。

稼働状況レポートを表示するには、「表示」 > 「稼働状況レポート」を クリックします。

稼働状況レポートの詳細ビューを表示するには、グラフを 右クリックしてから、「レコードの詳細リスト」をクリックします。

「システム稼働状況」ウィンドウで、現在のビューを 切り離して、異なるシステム稼働状況のビューと時間フレームを比較し、 対比することができます。 「表示」 > 「切り離しビュー」の 順にクリックします。 現在のビューが分離され、独立したウィンドウとして表示されます。 このウィンドウは、そのレポートに対する以降の変更を反映しません。 「システム稼働状況」タスクをクローズすると、切り離されたビュー・ウィンドウも クローズされます。

「ファイル」 > 「印刷」の 順にクリックすると、切り離されたビューを除いて、「システム稼働状況」タスクで 表示される任意のウィンドウを印刷できます。

親トピック: システム稼働状況のモニター

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