********************************************************************* * IBM ServeRAID Device Driver 8i/8k/8k-l * * README.TXT * * Version 8.30 * ********************************************************************* 目次 ____ 1.0 概要 2.0 変更の履歴 2.1 ServeRAID ファミリー 8.20 から 8.30 へ 2.2 ServeRAID ファミリー 8.15 から 8.20 へ 2.3 ServeRAID ファミリー 8.10 から 8.15 へ 2.4 ServeRAID ファミリー 8.00 から 8.10 へ 2.5 ServeRAID ファミリー 8.00 3.0 インストールおよびセットアップ手順 3.1 BIOS およびファームウェアの更新 3.2 論理ドライブの作成 3.3 デバイス・ドライバーのインストールと更新 3.4 ServeRAID マネージャーのインストール 3.5 ARCCONF コマンド行プログラムのインストール 4.0 トラブルシューティング・ヒント集 5.0 Web サイトおよびサポート電話番号 6.0 商標および特記事項 7.0 Disclaimer 1.0 概要 _________ 注: この README は、以下の IBM ServeRAID シリアル接続 SCSI(SAS) コントローラー ServeRAID-8i ServeRAID-8k ServeRAID-8k-l のインストールおよび構成に必要な情報を提供します。また、ServeRAID による IBM TotalStorage DS300/DS400 外部ストレージ格納装置のサポート情報も提供 いたします。 この README の各ステップに従って、ServeRAID コントローラーのソフトウェアを 最新のものにしてください。 ServeRAID 8.30 リリースのコードは以下のレベルのファームウェアを含みます: o ServeRAID-8i SAS コントローラー用のレベル 5.1 のファームウェア o ServeRAID-8k/8k-l SAS コントローラー用のレベル 5.1 のファームウェア ServeRAID マネージャーをインストールする前に論理ドライブを作成する には、"IBM ServeRAID Support" CD が必要です。 この CD は ServeRAID コントローラーに付属しており、また IBM Support Web サイトから ISO イメージをダウンロードすることが出来ます。ISO イメージから CD を作成する方法に関しては、CD-ROM ライターに付属の マニュアルを参照してください。CD ライターがなく、この CD を紛失、 破損した場合、または CD が不良品である場合は IBM のヘルプ・セン ターに代わりの "IBM ServeRAID Support" CD をお求めください。 2.0 変更の履歴 ______________ 2.1 ServeRAID ファミリー 8.20 から 8.30 へ ___________________________________________ o IBM ServeRAID-8k 及び IBM ServeRAID-8k-l SAS コントローラーのサポート o 次のオペレーティング・システムをサポート: + Red Hat Enterprise Linux 3 Quarterly Update 7 + Red Hat Enterprise Linux 4 Quarterly Update 3 + SuSE Linux 9.3 for Intel x86 and EM64T (*) + Novell NetWare 6.5 with Service Pack 5 (*) 注 (*) : ServeRAID 日本語版ではサポートされていません。 2.2 ServeRAID ファミリー 8.15 から 8.20 へ ___________________________________________ o 次のオペレーティング・システムをサポート: + Novell NetWare 6.5 with Service Pack 4 注: ServeRAID 日本語版ではサポートされていません。 o ServeRAID マネージャーの機能拡張: - Windows、Linux、UnixWare、Netware に対して OS 固有の認証のサポート。 OS 固有の認証により、ローカルまたはリモートの ServeRAID マネージャー へのログインは、その OS 上のユーザー名とパスワードを使って行えます。 注意: OS 固有の認証のサポートは、ServeRAID マネージャー・エージェント のセキュリティー・マネージャーを置き換えます。セキュリティー・ マネージャーはもはや使われません。 - ネットワーク・ストレージ装置(格納装置)の次の機能をサポート。 注意: これらの機能には、格納装置のファームウェアのレベルが 2.15 以上 である必要があります。 + アレイの拡張または移行をするための論理ドライブの移行ウィザード。 + 直接接続とネットワーク接続のストレージ装置に対して共通のユーザー・ インターフェースを持つように改良された ROM アップデート・ウィザード。 + ネットワークの詳細と Ethernet ポートの設定を構成するためのネットワーク 管理ツール。 + 構成ウィザードのオプション(アクセス管理リストの構成、ターゲット情報 の構成、論理ドライブ容量の増加)を直接行うための新しい右クリック・ アクション。 2.3 ServeRAID ファミリー 8.10 から 8.15 へ ___________________________________________ o 新たに次のオペレーティング・システムをサポート: + Red Hat Enterprise Linux 4 AS/ES/WS* + Red Hat Enterprise Linux 4 AS/ES for EM64T* + Red Hat Enterprise Linux 3 AS/ES/WS* + SuSE Linux Enterprise Server 9 with Service Pack 1 for Intel x86 and EM64T + Microsoft Windows Server 2003 with Service Pack 1 for EM64T + Novell NetWare 6.5 with Service Pack 3 (**) 注 * : 最初の版、最新のアップデート版、サービス・パックを含みます。 注 ** : ServeRAID 日本語版ではサポートされていません。 o ServeRAID マネージャーの機能拡張: - IBM TotalStorage DS300/DS400 外部ストレージ格納装置の論理ドライブ上 のデータに対して FlashCopy バックアップを管理する機能 o RAID レベル5の再構築の問題が修正されました。 o キャッシュ・データの損失の通知に関する問題が修正されました。 2.4 ServeRAID ファミリー 8.00 から 8.10 へ ___________________________________________ 注意: このバージョンは、IBM Director 4.22 と共にリリースされました。 o IBM TotalStorage DS300/DS400 外部ストレージ格納装置のデュアル・ コントローラー構成のサポート o ServeRAID マネージャーの機能拡張: - デュアル・コントローラー格納装置の次の機能をサポート。 * コントローラー間でのストレージのフェイルオーバーとフェイルバック * アレイの優先所有者の選択と変更 * シャットダウン、再起動、イメージの更新などの格納装置全体に対する アクション * ファイバー・チャネル・イニシエーターの自動検知 2.5 ServeRAID ファミリー 8.00 ______________________________ o IBM ServeRAID-8i SAS コントローラーのサポート o 新たに次のオペレーティング・システムをサポート: Microsoft Windows: + Windows 2000 Server/Advanced Server + Windows Server 2003 Workstation/Server/Enterprise Server + Windows Server 2003 for EM64T Linux: + Red Hat Enterprise Linux 3 AS/ES/WS* + Red Hat Enterprise Linux 3 AS/ES for EM64T* + SuSE Linux Enterprise Server 9* + SuSE Linux Enterprise Server 9 for EM64T* Netware: + Novell Netware 6.5 EP (**) 注 * : 最初の版、最新のアップデート版、サービス・パックを含みます。 注 ** : ServeRAID 日本語版ではサポートされていません。 o ServeRAID マネージャーの機能拡張: - IBM ServeRAID-8i SAS コントローラーの次の機能をサポート。 * RAID-1E や RAID-5EE などの標準の RAID レベルやボリュームに 加えて、RAID レベル 6 と RAID レベル 60 の論理ドライブ * 論理ドライブ・データの FlashCopy Backup * 論理ドライブ・データの Copyback * 512 KB までのストライプ単位サイズ * 複数の専用ホット・スペア - ローカルまたはリモートにある ServeRAID コントローラーのソフトウェア を直接更新できる ROM 更新ウィザード - ServeRAID-7t と ServeRAID-8i 上の論理ドライブをクリアして初期化する アクション 3.0 インストールおよびセットアップ手順 _______________________________________ 注意: 詳細は、"IBM ServeRAID Support" CD の /BOOKS ディレクトリーに ある「IBM ServeRAID インストール・ガイド」(INSTALL.PDF) を参照してください。 3.1 BIOS およびファームウェアの更新 ____________________________________ 1. サーバーに新しいコントローラーをインストールして下さい。 2. "IBM ServeRAID Support" CD を CD-ROM ドライブに、または "IBM ServeRAID BIOS and Firmware Update" ディスケット(2 の 1) をディスケット・ドライブに挿入して、サーバーの電源を入れて下さい。 3. IBM ServeRAID ROM 更新ウィザードが開始したら、画面の手順に 従ってください。 3.2 論理ドライブの作成 _______________________ 注: o すでに ServeRAID コントローラーに論理ドライブが構成されている 場合はこのステップを飛ばしてください。 o ServeRAID コントローラーを使用するには、論理ドライブを作成する 必要があります。 1. "IBM ServeRAID Support" CD で BIOS およびファームウェアを更新後、 サーバーをリブートして下さい。 ServeRAID マネージャーが開始すると、 エクスプレス/カスタムの選択画面が表示されます。ServeRAID マネー ジャーに論理ドライブを自動的に作成させるには、エクスプレスを選択して 下さい。自分で論理ドライブを作成するには、カスタムを選択して下さい。 3.3 デバイス・ドライバーのインストールまたは更新 _________________________________________________ IBM ServeRAID コントローラー付属の "IBM ServeRAID Support" CD の中に ある ServeRAID デバイス・ドライバーをインストールして下さい。 また、 "IBM ServeRAID Support" CD の /BOOKS ディレクトリーにある「IBM ServeRAID インストール・ガイド」(INSTALL.PDF) を参照して下さい。 3.4 ServeRAID マネージャーのインストール _________________________________________ IBM ServeRAID コントローラー付属の "IBM ServeRAID Application" CD または IBM Support Web サイトから ServeRAID マネージャーを インストールしてください。 インストールの詳細については、"IBM ServeRAID Support" CD の /BOOKS ディレクトリーにある「IBM ServeRAID インストール・ガイド」 (INSTALL.PDF) を参照して下さい。 注意: "IBM ServeRAID Application" CD にある ServeRAID マネージャーの README ファイルには、インストールに関する注意事項が書かれています ので、ご確認ください。 World Wide Web から ServeRAID マネージャーをインストールする には、次のようにしてください。 1. World Wide Web から Windows 版 ServeRAID マネージャー プログラムをダウンロードしてください。 2. ダウンロードしたファイルをダブルクリックしてインストー ルを開始してください。 3. 画面の指示に従ってインストールを完了してください。 3.5 ARCCONF コマンド行プログラムのインストール _______________________________________________ ARCCONF コマンドは ServeRAID マネージャーのインストールで標準で インストールされます。 ServeRAID マネージャーのインストール時に ARCCONF コマンドをインストールしなくても、"IBM ServeRAID Support" CD または IBM Support Web サイト から手動でインストールできます。 インストールの詳細については、"IBM ServeRAID Support" CD の /BOOKS ディレクトリーにある「IBM ServeRAID ユーザーズ・リファレンス」 (SRAID.PDF) を参照してください。 注意: HRCONF コマンド行プログラムも ServeRAID マネージャーのインストール によりインストールされます。HRCONF は IBM ServeRAID-7e (Adaptec HostRAID) コントローラーだけをサポートします。 4.0 トラブルシューティング・ヒント集 ____________________________________ 4.1 一般事項 _____________ o FlashCopy ソース・アレイのひとつ以上のドライブを初期化すると、FlashCopy ターゲット・アレイが削除されません。削除されない FlashCopy が作られない ようにするため、最初に FlashCopy ターゲットを削除してからソース・アレイ のドライブを初期化するようにして下さい。 o ServeRAID-8i SAS コントローラーの ACU BIOS 構成ユーティリティーでは RAID ボリュームを作成できません。デスクトップまたはブート可能 CD から ServeRAID マネージャーを使って RAID ボリュームを作成して下さい。 o ACU BIOS 構成ユーティリティーは、RAID ボリューム、シンプル・ボリューム、 スパン・ボリュームの違いを認識できません。これら全てのボリューム・タイプ を単に "Volume" として表示します。ボリュームのプロパティを見るには、 ServeRAID マネージャーを使って下さい。 o CD-ROM ドライブに "IBM ServeRAID Support" CD を挿入してサーバーを起動 させると、以下の警告メッセージが表示される場合があります: You passed an undefined mode number. Press to see video modes available, to continue or wait 30 secs "IBM ServeRAID Support" CD で始動するには、スペース・キーを 押してください。以下のようなメッセージが表示され、CD が開始 します: Uncompressing Linux... Ok, booting the kernel. o CD-ROM ドライブに "IBM ServeRAID Support" CD を挿入して サーバーを起動した際に、"boot:" プロンプトが表示される場合は、 以下の一つが CD の開始を妨げている可能性があります: - Caps Lock または Scroll Lock がセットされている。 - Shift または Alt キーが押されている。 ブート・プロンプトで を押して、"IBM ServeRAID Support" CDを開始してください。 o CD-ROM ドライブに "IBM ServeRAID Support" CD を挿入して サーバーを起動して、ServeRAID マネージャーが開始した後では、 CD を取り出すことができません。以下を実行してください: 1. サーバーの電源を切ってください。 2. サーバーの電源を入れてください。 3. CD-ROM ドライブのイジェクト・ボタンを押してください。 o プロテクト・モードで DOS アプリケーションを稼動する場合、 CONFIG.SYS に以下の行を追加しなくてはなりません: device=x:\himem.sys device=x:\emm386.exe NOEMS x は DOS がインストールされているドライブです。 o IBM アクティブ PCI イジェクト・ウィザードが ServeRAID コント ローラの停止に失敗した場合、サーバーで稼動している ServeRAID マネージャー・サービスを停止してください。IBM アクティブ PCI イジェクト・ウィザードは以下のようなエラー・メッセージを表示 します: "プログラムがアクセスしているため、IBM ServeRAID アダプターを 停止することができません。" IBM ServeRAID コントローラーを正しく外すためには、以下を 実行してください: 1. DOS コマンド・プロンプトで、 以下を入力してください: NET STOP SERVERAIDMANAGERAGENT 2. IBM アクティブ PCI イジェクト・ウィザードから ServeRAID コントローラーを外してください。 3. DOS コマンド・プロンプトで、 以下を入力してください: NET START SERVERAIDMANAGERAGENT o ServeRAID マネージャー・プログラムをブート可能 CD モードで使用する場合は、 Caps Lock キーは無効にされます。 o ServeRAID マネージャーのインストールが失敗した場合、エラーを無視して プログラムをアンインストールしてサーバーを再起動してからもう一度 インストールしてください。 o Windows をシャットダウンする場合、「予期しないシャットダウン」という ようなメッセージが出るかもしれません。 ServeRAID マネージャー・エージェントが3秒以内で終了しない時にこの メッセージが出されます。これはファイル I/O や他のシステム・オペレー ションに影響を与えませんので無視して下さい。 o 日本語版 ServeRAID Support CD の /books ディレクトリーの PDF ファイルを 印刷する場合、プリンターの機種によっては、ページ番号の行の位置が正しく 印刷されない場合があります。この場合は、印刷ダイアログのページ処理設定で 「自動回転と中央配置(R)」のチェックを外して印刷してください。 4.2 ドライバーの更新について _____________________________ o Windows Server 2003 のドライバーを更新する時、ServeRAID マネージャー・プログラムがアダプターに「応答なし」のマークを 付けるかも知れません。更新が完了したら、コントローラーは 「応答中」のマークがつけられます。これは Windows Server 2003 がドライバーを更新する仕方の制限事項ですので、システムの運用 には影響いたしません。 5.0 Web サイトおよびサポート電話番号 _____________________________________ o IBM Support Web サイトから IBM ServeRAID 製品の新しい更新された ファイルをダウンロードすることができます: http://www.ibm.com/pc/support/ o サポートされるオペレーティング・システムの最新のリストは、以下の "IBM Server Proven - SCSI and RAID Controllers" Web サイト http://www.ibm.com/servers/eserver/serverproven/compat/us/ をご覧下さい。出荷されなくなったコントローラーでサポートされる オペレーティング・システムについては、 http://www-03.ibm.com/servers/eserver/serverproven/compat/us/oldservers.html をご覧下さい。 o IBM ハードウェア製品をお求めになると、広範囲にわたるサポートを 受けられます。IBM ハードウェア製品の保証期間中は、IBM Personal Computer HelpCenter (US では 1-800-IBM-SERV) に電話して、IBM ハードウェア保証条項下のサービスを受けてください。 6.0 商標および特記事項 ______________________ 次の用語は、米国およびその他の国における IBM Corporation の商標です: Active PCI OS/2 Warp HelpCenter PC Server IBM Predictive Failure Analysis Netfinity ServeRAID Netfinity Manager ServerGuide OS/2 UNIX は、米国 および その他の国における登録商標であり、The Open Group により占有的にライセンス許諾されています。 Microsoft、Windows、Windows Server 2003、Windows XP、Windows 2000、 Windows NT は Microsoft Corporation の商標または登録商標です。 Linux は、Linus Torvalds の米国およびその他の国における商標です。 Java、Java 関連の商標およびロゴは、米国 および その他の国における Sun Microsystems, Inc. の商標または登録商標です。 Adaptec と HostRAID は、Adaptec, Inc. の商標または登録商標です。 その他の 会社、製品 およびサービス名は、他社の商標 または サービス・ マークです。 7.0 Disclaimer _______________ THIS DOCUMENT IS PROVIDED "AS IS" WITHOUT WARRANTY OF ANY KIND. IBM DISCLAIMS ALL WARRANTIES, WHETHER EXPRESS OR IMPLIED, INCLUDING WITHOUT LIMITATION, THE IMPLIED WARRANTIES OF FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE AND MERCHANTABILITY WITH RESPECT TO THE INFORMATION IN THIS DOCUMENT. BY FURNISHING THIS DOCUMENT, IBM GRANTS NO LICENSES TO ANY PATENTS OR COPYRIGHTS. Note to U.S. Government Users -- Documentation related to restricted rights -- Use, duplication or disclosure is subject to restrictions set forth in GSA ADP Schedule Contract with IBM Corporation. R IMPLIED, INCLUDING WITHOUT LIMITATION, THE IMPLIED WARRANTIES OF FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE AND MERCHANTABILITY WITH RESPECT TO THE INFORMATION IN THIS DOCUMENT. BY FURNISHING THIS DOCUMENT, IBM GRANTS NO LICENSES TO ANY PATENTS OR COPYRIGHTS. Note to U.S. Government Users -- Documentation related to restricted rights -- Use, duplication or disclosure is subject to restrictions set forth in GSA ADP Schedule Contract with IBM Corporation. oration.