********************************************************************* * IBM ServeRAID-8e (Adaptect HostRAID) * * README.TXT * * Version 1.25 * ********************************************************************* 目次 ____ 1.0 概要 2.0 変更の履歴 2.1 HostRAID 1.20 から 1.25 へ 2.2 HostRAID 1.10 から 1.20 へ 2.3 HostRAID 1.01 から 1.10 へ 2.4 HostRAID 1.00 から 1.01 へ 2.5 HostRAID 1.00 3.0 インストールおよびセットアップ手順 3.1 論理ドライブの作成 3.2 デバイス・ドライバーのインストール 3.3 ServeRAID マネージャーのインストール 3.4 HRCONF コマンドライン・プログラムのインストール 4.0 トラブルシューティング・ヒント集 4.1 一般 4.2 HRCONF 5.0 Web サイトおよびサポート電話番号 6.0 商標および特記事項 7.0 Disclaimer 1.0 概要 _________ この README は、IBM ServeRAID-8e (Adaptec HostRAID) コントローラー のインストールおよび構成に必要な情報を提供します。 インストールと構成には "IBM ServeRAID-8e (Adaptec HostRAID) Support" CD が必要です。 この CD はお買い求めのサーバーに付属しておりますし、また IBM Support Web サイトから ISO イメージをダウンロードすることも出来ます。ISO イメージから CD を作成する方法に関しては、CD-ROM ライターに付属の マニュアルを参照してください。CD ライターがなく、この CD を紛失、 破損した場合、または CD が不良品である場合は IBM のヘルプ・セン ターに代わりの "IBM ServeRAID-8e (Adaptec HostRAID) Support" CD をお求めください。 2.0 変更の履歴 ______________ 2.1 HostRAID 1.20 から 1.25 へ _______________________________ o シリアル接続 SCSI(SAS) RAID および SATA RAID(インテル ICH7R チップ) の 環境で、物理ドライブのエラーに対するエラー処理が改善されました。 詳細は RETAIN Tip H185947 を参照してください。 早急にこのバージョンにアップデートされることを IBM は推奨します。 o このバージョンに必要な条件として、SAS RAID をご使用の場合は AIC-9405 SAS コントローラーの BIOS レベルを 1554 以上にする必要があります。 o このバージョンに必要な条件として、x206m/x306m システム で SATA RAID を ご使用の場合は、システム BIOS を V1.29 以上に、Intellistation M Pro システムで SATA RAID(インテル ICH7R チップ)をご使用の場合は、システム BIOS を V1.33 以上にアップデートする必要があります。 2.2 HostRAID 1.10 から 1.20 へ _______________________________ o シリアル接続 SCSI (SAS) RAID をサポート o Intel ICH7R チップセットの SATA RAID をサポート o IBM ServeRAID-8e コントローラー上で次のオペレーティング・システムをサポート: 注意: (1) サポートされるアップデート版やサービスパックについては、 "IBM ServeRAID-8e (Adaptec HostRAID) Support" CD の /DISKETTE ディレクトリーの readme.txt ファイルを参照してください。 (2) *印が付けられたオペレーティング・システムは日本語版では サポートされません。 o Microsoft Windows 32-bit: + Windows Server 2003 Enterprise, Standard, and Web Edition + Windows XP Professional o Linux 32-bit: + Red Hat Enterprise Linux 3 AS/ES/WS + Red Hat Enterprise Linux 4 AS/ES/WS + SuSE Linux Professional 9.2 and 9.0 * + Novell Linux Desktop 1.0 * + UnitedLinux 1.0 (SuSE Linux Enterprise Server 8) + SuSE Linux Enterprise Server 9 o Microsoft Windows 64-bit: + Windows Server 2003 Enterprise, Standard, and Web Edition + Windows XP Professional o Linux 64-bit: + Red Hat Enterprise Linux 3 AS/ES/WS + Red Hat Enterprise Linux 4 AS/ES/WS + UnitedLinux 1.0 (SuSE Linux Enterprise Server 8) + SuSE Linux Enterprise Server 9 2.3 HostRAID 1.01 から 1.10 へ _______________________________ o IBM ServeRAID-7e コントローラー上で次のオペレーティング・システムをサポート: + Microsoft Windows XP Professional + Red Hat Enterprise Linux AS2.1, Quarterly Updates 3 と 4 + Red Hat Enterprise Linux AS3, Quarterly Update 2 + SuSE Linux Desktop 1.0 (注) + United Linux 1.0 (SuSE Linux Enterprise Server 8 に付属) 注: 日本語環境ではサポートされていません。 2.4 HostRAID 1.00 から 1.01 へ _______________________________ o IBM ServeRAID-7e コントローラー上で次のオペレーティング・システムをサポート: + Novell NetWare 6.5 (注) + SuSE Linux Professional 9.0 (注) 注: 日本語環境ではサポートされていません。 2.5 HostRAID 1.00 __________________________________ o IBM ServeRAID-7e(Adaptec HostRAID) コントローラーをサポートした最初のバージョン。 o 次のオペレーティング・システムをサポート: + Microsoft Windows 2000 Server and Advanced Server + Microsoft Windows Server 2003 Standard Edition, Enterprise Edition, and Web Edition + Red Hat Enterprise Linux AS 2.1 for Intel 32-bit kernels + Red Hat Enterprise Linux AS 3 for Intel and AMD 32-bit kernels + SuSE Linux Enterprise Server 8 (UnitedLinux) o ServeRAID マネージャーの機能拡張: - エンタープライズ表示、物理デバイス表示、論理デバイス表示による 新しい外観のユーザー・インターフェース - Adaptec HostRAID コントローラーの構成ウィザード o IPSSEND と同様な機能を持つ HRCONF コマンドライン・ツールが HostRAID コントローラー用に提供されました。 3.0 インストールおよびセットアップ手順 _______________________________________ 3.1 論理ドライブの作成 _______________________ 注: o すでに HostRAID コントローラーに論理ドライブが構成されている 場合はこのステップを飛ばしてください。 o HostRAID コントローラーを使用するには、論理ドライブを作成する 必要があります。 1. "IBM ServeRAID-8e (Adaptec HostRAID) Support" CD を CD-ROM ドライブに入れてサーバーをリブートして下さい。 2. ServeRAID マネージャーが開始され、エクスプレス/カスタムの選択画面 が表示されます。ServeRAID マネージャーに論理ドライブを自動的に 作成させるには、エクスプレスを選択して下さい。 自分で論理ドライブを作成するには、カスタムを選択して下さい。 3.2 デバイス・ドライバーのインストールまたは更新 _________________________________________________ 注: カーネル・アップデートのようにデバイス・ドライバーを含む パッケージを使って Linux を更新する場合はシステムを再起動 する前に必ず最新の Linux 版 HostRAID デバイス・ドライバー を再インストールしておいてください "IBM ServeRAID-8e (Adaptec HostRAID) Support" CD の中にある HostRAID デバイス・ドライバーをインストールして下さい。また、 "IBM ServeRAID-8e (Adaptec HostRAID) Support" CD の /BOOKS ディレクトリーにある「 Adaptec HostRAID デバイス・ドライバー インストール手順」(DEVDRV.PDF)を参照して下さい。 3.3 ServeRAID マネージャーのインストール _________________________________________ ServeRAID マネージャーを "IBM ServeRAID-8e (Adaptec HostRAID) Support" CD から、または IBM Support Web サイトからインストールしてください。 インストールの手順については、"IBM ServeRAID-8e (Adaptec HostRAID) Support" CD の /BOOKS ディレクトリーにある「Adaptec HostRAID ユーザーズ・リファレンス」 (HRAID.PDF) を参照してください。 o Red Hat Enterprise Linux に ServeRAID マネージャーをインストールする 前に、Red Hat インストール CD にある次の2つのパッケージをインストール して下さい。 compat-libstdc++-7.3-2.96.122.i386.rpm compat-libstdc++--devel-7.3-2.96.122.i386.rpm 注意: 上記のファイル名におけるバージョンの数字は実際と異なるかも しれませんので、Red Hat インストール CD でお調べください。 インストールの例として、次のようにして下さい。 rpm --install /mnt/compat-libstdc++-7.3-2.96.122.i386.rpm ここで、/mnt は CD-ROM ドライブのマウント・ポイントです。 o EM64T 版の Red Hat Enterprise Linux 4 に ServeRAID マネージャーを インストールする前に、Red Hat インストール CD にある次のパッケージ をインストールして下さい。 xorg-x11-deprecated-libs-6.8.1-23.i386.rpm 注意: 上記のファイル名におけるバージョンの数字は実際と異なるかも しれませんので、Red Hat インストール CD でお調べください。 o World Wide Web から ServeRAID マネージャーをインストールする には、次のようにしてください。 1. World Wide Web から Linux 版の ServeRAID マネージャー・ファイル を /tmp のような臨時のディレクトリーにダウンロードしてください。 2. 次のコマンドをタイプして下さい。 rpm --install /tmp/.rpm ここで /tmp はステップ 1 でダウンロードしたディレクトリーです。 は Web からダウンロードしたファイルの名前です。 3. Enter キーを押して下さい。 3.4 HRCONF コマンド・ライン・プログラムのインストール ______________________________________________________ ServeRAID マネージャー・プログラムをインストールすると、通常 HRCONF コマンド・ライン・プログラムもインストールされます。HRCONF コマンドが この時にインストールされなかったら、"IBM ServeRAID-8e (Adaptec HostRAID) Support" CD または IBM サポート Web サイトから手動でインストールすること ができます。 "IBM ServeRAID-8e (Adaptec HostRAID) Support" CD の /BOOKS ディレクトリーにある「Adaptec HostRAID ユーザーズ・リファレンス」 (HRAID.PDF) を参照してください。 4.0 トラブルシューティング・ヒント集 ____________________________________ 4.1 一般事項 _____________ o SuSE Linux 9.0、SuSE Linux Enterprise Server 8、または TurboLinux Enterprise Server 8 を USB キーボードまたはマウスが接続されている システムにインストールする場合は、インストール時のブート・プロンプト で次のパラメーターを入力して下さい。 noapic acpi=off o Red Hat Enterprise Linux AS 3 または WS 3 に ServeRAID Manager を インストールする場合、次のようなメッセージが出るかも知れません。 Failed dependencies: libstdc++--libc6.1-1.so.2 is needed by RaidMan -7.00-00 ServeRAID Manager のインストールを完了するには Red Hat インストール CD にある2つのパッケージをインストールする必要があります。詳細は セクション3.3を参照して下さい。 o Linux カーネルをビルドしなおす場合、"SCSI-generic support" を含めて ビルドして下さい。そうしないと ServeRAID マネージャー・プログラムは 正しく動作しないでしょう。 o CD-ROM ドライブに "IBM ServeRAID-8e (Adaptec HostRAID) Support" CD を挿入してサーバーを始動させると、以下の警告メッセージが表示される 場合があります: You passed an undefined mode number. Press to see video modes available, to continue or wait 30 secs "IBM ServeRAID-8e (Adaptec HostRAID) Support" CD で始動するには、 スペース・キーを押してください。以下のようなメッセージが表示され、 CD が開始します: Uncompressing Linux... Ok, booting the kernel. o CD-ROM ドライブに "IBM ServeRAID-8e (Adaptec HostRAID) Support" CD を挿入してサーバーを始動した際に、"boot:" プロンプトが表示される 場合は、以下の一つが CD の開始を妨げている可能性があります: o Caps Lock または Scroll Lock がセットされている。 o Shift または Alt キーが押されている。 "IBM ServeRAID-8e (Adaptec HostRAID) Support" CD による始動を 続けるには、ブート・プロンプトで を押して下さい。 o CD-ROM ドライブに "IBM ServeRAID-8e (Adaptec HostRAID) Support" CD を挿入してサーバーを始動して ServeRAID マネージャーを終了したにも かかわらず CD を取り出すことが出来ない場合は、以下を実行してください。 1. サーバーの電源を切る。 2. サーバーの電源を入れる。 3. CD-ROM ドライブのイジェクト・ボタンを押す。 o プロテクト・モードで DOS アプリケーションを稼動する場合、 CONFIG.SYS に以下の行を追加しなくてはなりません: device=x:\himem.sys device=x:\emm386.exe NOEMS x は DOS がインストールされているドライブです。 o マルチ・プロセッサー・カーネルを使用している場合、Linux は、システム BIOS によって IRQ 9 を割り当てられたコントローラにアクセスする際、問題が起こり ます。この問題を解決するには、システム BIOS に入って各コントローラに割り当 てられた IRQ を変更して下さい。 o ServeRAID マネージャー・プログラムを始動開始 CD (ブータブル CD) モードで 使用する場合は、Caps Lock キーは無効にされます。 4.2 HRCONF ___________ o HRCONF GETVERSION コマンドは SATA と SAS のドライバーに対して次の レベルのサポートをします。 - ICH7R SATA ドライバーの場合、BIOS バージョンは "NOT SUPPORTED" と 表示されます。ドライバーのバージョンは、"10.20.30.40" のような "x.x.x.x" の形式で表示されます。 - SAS ドライバーの場合、BIOS バージョンとドライバーのバージョンは、 "10.20.30.40" のような "x.x.x.x" の形式で表示されます。 5.0 Web サイトおよびサポート電話番号 _____________________________________ o IBM Support Web サイトから IBM ServeRAID-8e (Adaptec HostRAID) の 新しい更新されたファイルをダウンロードすることができます: http://www.ibm.com/pc/support/ o サポートされるオペレーティング・システムの最新のリストは、以下の "IBM Server Proven - SCSI and RAID Controllers" Web サイト http://www.pc.ibm.com/us/compat/controllers/matrix.html をご覧下さい。 o IBM ハードウェア製品をお求めになると、広範囲にわたるサポートを 受けられます。IBM ハードウェア製品の保証期間中は、IBM Personal Computer HelpCenter (US では 1-800-IBM-SERV) に電話して、IBM ハードウェア保証条項下のサービスを受けてください。 6.0 商標および特記事項 ______________________ 次の用語は、米国およびその他の国における IBM Corporation の商標です: Active PCI OS/2 Warp HelpCenter PC Server IBM Predictive Failure Analysis Netfinity ServeRAID Netfinity Manager ServerGuide OS/2 UNIX は、米国 および その他の国における登録商標であり、The Open Group により占有的にライセンス許諾されています。 Microsoft、Windows、Windows Server 2003、Windows XP、Windows 2000、 Windows NT は Microsoft Corporation の商標または登録商標です。 Java、Java 関連の商標およびロゴは、米国 および その他の国における Sun Microsystems, Inc. の商標または登録商標です。 Adaptec と HostRAID は、Adaptec, Inc. の商標または登録商標です。 Linux は、Linus Torvalds の米国及びその他の国における商標です。 その他の 会社、製品 およびサービス名は、他社の商標 または サービス・ マークです。 7.0 Disclaimer _______________ THIS DOCUMENT IS PROVIDED "AS IS" WITHOUT WARRANTY OF ANY KIND. IBM DISCLAIMS ALL WARRANTIES, WHETHER EXPRESS OR IMPLIED, INCLUDING WITHOUT LIMITATION, THE IMPLIED WARRANTIES OF FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE AND MERCHANTABILITY WITH RESPECT TO THE INFORMATION IN THIS DOCUMENT. BY FURNISHING THIS DOCUMENT, IBM GRANTS NO LICENSES TO ANY PATENTS OR COPYRIGHTS. Note to U.S. Government Users -- Documentation related to restricted rights -- Use, duplication or disclosure is subject to restrictions set forth in GSA ADP Schedule Contract with IBM Corporation.