********************************************************************* * IBM ServeRAID Windows NT, Windows 2000, Windows XP, and * * Windows Server 2003 Update * * README.TXT * * Version 6.00 * ********************************************************************* 目次 ____ 1.0 概要 2.0 変更の履歴 2.1 ServeRAID ファミリー 5.11 から 6.00 へ 2.2 ServeRAID ファミリー 5.10 から 5.11 へ 2.3 ServeRAID ファミリー 4.84 から 5.10 へ 2.4 ServeRAID ファミリー 4.80 から 4.84 へ 3.0 インストールおよびセットアップ手順 3.1 BIOS およびファームウェアの更新 3.2 論理ドライブの作成 3.3 デバイス・ドライバーのインストールと更新 3.4 ServeRAID マネージャーのインストール 3.5 IPSSEND コマンドライン・プログラムのインストール 3.6 クラスター・ソフトウェアのインストール 4.0 トラブルシューティング・ヒント集 5.0 Web サイトおよびサポート電話番号 6.0 商標および特記事項 7.0 Disclaimer 1.0 概要 _________ 注: この README は IBM ServeRAID-6M Ultra320 SCSI コントローラー、 IBM ServeRAID-5i Ultra320 SCSI コントローラー、IBM ServeRAID-4H Ultra160 SCSI コントローラー、IBM ServeRAID-4M Ultra160 SCSI コントローラー、IBM ServeRAID-4Mx Ultra160 SCSI コントローラー、IBM ServeRAID-4L Ultra160 SCSI コントローラーおよび IBM ServeRAID-4Lx Ultra160 SCSI コントローラー(以下では IBM ServeRAID-4 Ultra160 SCSI コントローラーと呼びます)のインストールおよび構成に必要な情報 を提供します。 この README の各ステップに従って、ServeRAID コントローラーのソフト ウェアを最新のものにしてください。 ServeRAID 6.00 リリースのコードは以下のレベルのファームウェアを 含みます: o ServeRAID-6M Ultra320 SCSI コントローラーに対してはレベル 6.00 の ファームウェア o ServeRAID-5i Ultra320 SCSI コントローラーに対してはレベル 6.00 の ファームウェア o ServeRAID-4 Ultra160 SCSI コントローラーに対してはレベル 6.00 の ファームウェア o ServeRAID-3H/3HB Ultra2 SCSI コントローラーおよび ServeRAID-3L Ultra2 SCSI コントローラーに対してはレベル 5.11 のファームウェア o ServeRAID-II Ultra SCSI コントローラーに対してはレベル 2.88 の ファームウェア o IBM PC Server 330 および IBM Netfinity 5500 のシステム・ボード上の ServeRAID コントローラーに対してはレベル 2.88 のファームウェア o ServeRAID アダプターに対してはレベル 2.25 のファームウェア 論理ドライブを作成するには "IBM ServeRAID Support" CD が必要です。 この CD は ServeRAID コントローラーに付属しており、また IBM Support Web サイトから ISO イメージをダウンロードすることが出来ます。ISO イメージから CD を作成する方法に関しては、CD-ROM ライターに付属の マニュアルを参照してください。CD ライターがなく、この CD を紛失、 破損した場合、または CD が不良品である場合は IBM のヘルプ・セン ターに代わりの "IBM ServeRAID Support" CD をお求めください。 2.0 変更の履歴 ______________ 2.1 ServeRAID ファミリー 5.11 から 6.00 へ __________________________________________ o 新しい IBM ServeRAID-6M Ultra320 SCSI コントローラーのサポート o 次のオペレーティング・システムを新しくサポートしました: + Microsoft Windows Enterprise Server, Datacenter, および Server 2003 + Microsoft Windows Enterprise Server 2003 64ビット版 + Red Hat Linux 8.0 o SCO UnixWare(旧カルデラ UnixWare) と SCO OpenUNIX(旧カルデラ OpenUNIX) のサポート o ServeRAID マネージャーの機能拡張: - システムイベントをユーザーに知らせる ServeRAID マネージャー エージェントの Email 通知マネージャー。 - エクスプレス構成またはカスタム構成において論理ドライブを初期化できる ようになりました。これにより、このオプションはユーザー設定の変更 ダイアログから落とされました。 - 警告や異常イベントを Windows または Unix システム のイベントログ に取る機能が追加されました。ServeRAID マネージャー・エージェントを 使ってイベントログを使用可能または不可にして下さい。 - スパン・アレイを作るプロセスが簡略化されました。 - ServeRAID マネージャーの機能を操作し易くするために幾つかのアクション メニューを再編成いたしました。 o 論理ドライブの容量の上限を新たに2テラ・バイトにいたしました。 o ServeRAID-6M, ServerRAID-4L, ServerRAID-4Lx, ServeRAID-4M, ServeRAID-4Mx コントローラーで、RAID レベル 5EE 論理ドライブがサポートされました。 o (Windows NT、Windows 2000 に限る) フェイルオーバーのデバイス・ドライバー は自動でインストールされないようになりました。 まず Windows のデバイス・ドライバーをインストールしてからフェイル オーバーのデバイス・ドライバーをインストールしてください。 o OS/2 のシャットダウンでデータが破壊される問題が修正されました。 修正されたドライバーは、二段階のシャットダウン処理をいたします。 第一段階では、ファームウェアに対してフラッシュ・キャッシュ・コマンド を実行します。第二段階ではファームウェアがフラッシュを完了するのを 8秒待ってから、シャットダウンに移ります。 o ファイルオーバーしてサーバーが再起動される時にクラスター・ドライブが 無効ドライブとされてしまう問題が修正されました。 2.2 ServeRAID ファミリー 5.10 から 5.11 へ __________________________________________ o ServeRAID-3H/3HB コントローラーのキャッシュ・フラッシュ問題が 修正されました。この問題は次の場合に起こりました。 (1) アレイにライト・バック・モードの RAID レベル 5 論理ドライブ があり、 (2) ドライブへのフラッシュ中にそのドライブが無効になり、 (3) そのドライブの同じセクターに別のフラッシュ要求がなされた 後にコントローラーがリセットされた。 データの信頼性を高めるためにこの修正がファームウェアになされ ました。 o x345 システムのスロット4、5、または6に ServeRAID-4M/4L/4Mx/4Lx をインストールした場合、PCI バス・スキャンの最中に不定期に起きる システム・ハングが修正されました。 2.3 ServeRAID ファミリー 4.84 から 5.10 へ __________________________________________ o 新しい IBM ServeRAID-5i Ultra320 SCSI コントローラーのサポート o 次のオペレーティング・システムのサポート: + Novell NetWare 6.0 + Caldera Open UNIX 8.0.0 + Red Hat Linux 7.2 and 7.3 + Turbolinux 7.0 o BIOS、ファームウェア、デバイス・ドライバーのバージョンが一致 しない場合にアラートを発生させるイベント機構が追加されました。 o クリティカルで致命的なイベントが起きた場合のオーディオ・アラーム の機能が ServeRAID マネージャー・エージェントに追加されました。 o Windows オペレーティング・システム用のフェール・オーバー  デバイス・ドライバーのインストールがオプションになりました。 o ServeRAID マネージャーの「テスト・トラップを送信」の問題が修正 されました。Tivoli Netview のようないくつかの管理プログラムは、 「テスト・トラップ」を認識出来ませんでした。 o 1テラ・バイト程度かそれ以上のサイズの大きさのアレイを定義する 場合に ServeRAID マネージャーの構成ウィザードにあった問題が修正 されました。このような大きいアレイに対して間違った論理ドライブの 容量が表示されていました。 o UnixWare/Open UNIX で 4GB メモリー・アドレッシングが有効にされた 場合に、デバイスドライバーが 64ビット DMA リクエストを処理でき なかった問題が修正されました。 o (Windows NT、Windows 2000、ServeRAID-3 ファミリーに限る) クリティカルな RAID レベル 5 論理ドライブの「イベント ID 11」 が起きる条件が修正されました。 o (Windows NT、Windows 2000 に限る) 重い負荷のかかっている場合のリソースの制約の問題(イベント ID 11) が修正されました。 o クリティカルな RAID レベル 1 論理ドライブに対して余分に生成される エラー・ログを減らしました。 2.4 ServeRAID ファミリー 4.80 から 4.84 へ ___________________________________________ o (Windows NT、Windows 2000 に限る) ServeRAID のドライバーや他のハードウェアをタイムアウトさせる 事がわかっている遅延条件(イベント ID 11)が修正されました。 o (Windows NT のみ) ブルー・スクリーンの多発によりデータが破損 しかねません。 RAID レベル 5 構成で一台の物理ドライブが無効で ある時にブルー・スクリーンが起きると、まれな状況下でデータの 破壊が起きるかもしれません。 このような状況でのデータ破壊の 危険性を少なくするために、Windows NT デバイス・ドライバーは、 ブルー・スクリーンが起きた後に ServeRAID コントローラーをリ セットするのを遅らせます。 更に、以下の条件がすべて満たされた時にまれに起きるデータ破壊 を防ぐ修正がなされました。 - ServeRAID-3HB コントローラーに 4.70 か 4.80 のファームウェア とデバイス・ドライバーがインスロールされている。 - アレイに4台以上の物理ドライブが定義されている。 - アレイに 17 GB 以上の物理ドライブが定義されている。 - アレイに RAID レベル 5 の論理ドライブが定義されている。 - OS のシャットダウンをすることなくサーバーの電源を切られたか ブルー・スクリーンがおきた。 o テープ・バックアップまたは他のシングル・スレッド的な操作を 行っている時に ServeRAID コマンドのタイム・アウトにより発生 するシステム・ハンングまたはエラー・メッセージが修正されました。 この問題は SCO OpenServer で特に見られました。(OpenServer の コンソールに、"Unrecovered read error" が表示されます。) o (e-Server xSeries 360 に関して) "IBM ServeRAID 4.80 BIOS and Firmware Update (1 of 2)" ディスケットを ServeRAID-4H コントローラーで使用しているとファームウェアの更新が完了せず にサーバーがリスタートすることがある問題が修正されました。 o 1台の無効物理ドライブがある RAID レベル 5 の論理ドライブを ライト・バック・モードで使用している場合、幾つかのアプリケー ションのパフォーマンスは改善されました。 3.0 インストールおよびセットアップ手順 _______________________________________ 注意: オペレーティング・システムがすでに ServeRAID コントローラーの 上にインストールされている場合、BIOS とファームウェアを更新する 前に ServeRAID デバイス・ドライバーを更新して下さい。 詳細は、"IBM ServeRAID Support" CD の /BOOKS ディレクトリーに ある「IBM ServeRAID デバイス・ドライバー インストール手順」 (DEVDRV.PDF) を参照してください。 3.1 BIOS およびファームウェアの更新 ____________________________________ 注: o ServeRAID-6M、ServeRAID-5i と ServeRAID-4 コントローラーは SCSI CD-ROM をサポートいたしません。 o 一つまたはそれ以上の ServeRAID コントローラーがサーバーに ある状態で ServeRAID-6M、ServeRAID-5i または ServeRAID-4 を インストールするには、以下を実行してください: * ServeRAID 6.00 ソフトウェアを使用して既存のコントロー ラーのBIOS およびファームウェアを更新してください。 * サーバーにその新しいコントローラーをインストールして下さい。 1. "IBM ServeRAID Support" CD を CD-ROM ドライブに、または "IBM ServeRAID BIOS and Firmware Update" ディスケット(4 の 1)をディスケット・ドライブに挿入して、サーバーの電源を 入れてください。 注: ServeRAID BIOS が3.50 か、またはそれ以前のものであり、 "IBM ServeRAID Support" CD を始動開始モードで開始した 場合、ServeRAID ROM 更新ウィザードはハングすることが あります。これを避けるには、"IBM ServeRAID BIOS and Firmware" ディスケット(4 の 1)を使用して ServeRAID BIOS およびファームウェアを更新してください。 2. IBM ServeRAID ROM 更新ウィザードが開始したら、画面の手順に 従ってください。 3.2 論理ドライブの作成 _______________________ 注: o すでに ServeRAID コントローラーに論理ドライブが構成されている 場合はこのステップを飛ばしてください。 o ServeRAID コントローラーを使用するには、論理ドライブを作成する 必要があります。 1. "IBM ServeRAID Support" CD で BIOS およびファームウェアを更新 後、ServeRAID マネージャーが開始します。エクスプレス/カスタム の選択画面が表示されます。ServeRAID マネージャーに論理ドライ ブを自動的に作成させるには、エクスプレスを選択してください。 自分で論理ドライブを作成するには、カスタムを選択してください。 3.3 デバイス・ドライバーのインストールまたは更新 _________________________________________________ IBM ServeRAID コントローラー付属の "IBM ServeRAID Support" CD の中にある ServeRAID デバイス・ドライバーをインストールして ください。 "IBM ServeRAID Support" CD の /BOOKS ディレクトリーにある「IBM ServeRAID デバイス・ドライバー インストール手順」(DEVDRV.PDF) を参照してください。 3.4 ServeRAID マネージャーのインストール ___________________________________________ ServeRAID マネージャーを IBM ServeRAID コントローラー付属の "IBM ServeRAIDSupport" CD から、または IBM Support Web サイト からインストールしてください。 インストールの詳細については、"IBM ServeRAID Support" CD の /BOOKS ディレクトリーにある「IBM ServeRAID ユーザーズ・リファレンス」 (SRAID.PDF) を参照してください。 World Wide Web から ServeRAID マネージャーをインストールする には、次のようにしてください。 1. World Wide Web から Windows 版 ServeRAID マネージャー プログラムをダウンロードしてください。 2. ダウンロードしたファイルをダブルクリックしてインストー ルを開始してください。 3. 画面の指示に従ってインストールを完了してください。 3.5 IPSSEND コマンドライン・プログラムのインストール ________________________________________________ ServeRAID IPSSEND コマンドライン・プログラムを IBM ServeRAID コントローラー付属の "IBM ServeRAID Support" CD から、または IBM Support Web サイトからインストールしてください。 インストールの詳細については、"IBM ServeRAID Support" CD の /BOOKS ディレクトリーにある「IBM ServeRAID ユーザーズ・リファレンス」 (SRAID.PDF) を参照してください。 3.6 クラスター・ソフトウェアのインストール ___________________________________________ 注: ServeRAID コントローラーをクラスター環境でお使いでないなら この節は飛ばしてください。 "IBM ServeRAID Support" CD の /BOOKS ディレクトリーにある 「IBM ServeRAID ユーザーズ・リファレンス」(SRAID.PDF) を参照 してください。 このマニュアルには、マイクロソフトのクラスター・サービスの インストールについての詳細な情報が書かれています。 4.0 トラブルシューティング・ヒント集 ____________________________________ 4.1 一般事項 ____________ o ServeRAID-4 ファミリーのコントローラーにおいて、まれに NVRAM が正しい構成値を持たなくなる事があります。このような場合、 "IBM ServeRAID Support" CD はプログラムはコントローラーと通信 できないことを示すウィンドウを表示します。 コントローラーを工場出荷時の設定に戻すには、Mini-Configuration プログラムをお使い下さい。Mini-Configuration プログラムの使用法に ついては、「IBM ServeRAID ユーザーズ・リファレンス」をご覧下さい。 o CD-ROM ドライブに "IBM ServeRAID Support" CD を挿入して サーバーを始動させると、以下の警告メッセージが表示される 場合があります: You passed an undefined mode number. Press to see video modes available, to continue or wait 30 secs "IBM ServeRAID Support" CD で始動するには、スペース・キーを 押してください。以下のようなメッセージが表示され、CD が開始 します: Uncompressing Linux... Ok, booting the kernel. o CD-ROM ドライブに "IBM ServeRAID Support" CD を挿入して サーバーを始動した際に、"boot:" プロンプトが表示される場合は、 以下の一つがCD の開始を妨げている可能性があります: o Caps Lock または Scroll Lock がセットされている。 o Shift または Alt キーが押されている。 ブート・プロンプトで を押して、"IBM ServeRAID Support" CDを開始してください。 o CD-ROM ドライブに "IBM ServeRAID Support" CD を挿入して サーバーを始動して、ServeRAID マネージャーが開始した後では、 CD を取り出すことができません。以下を実行してください: 1. サーバーの電源を切ってください。 2. サーバーの電源を入れてください。 3. CD-ROM ドライブのイジェクト・ボタンを押してください。 o ServeRAID-6M、ServeRAID-5i または ServeRAID-4 コントローラーに 接続されている SCSI CD-ROM ドライブで問題がある場合は、以下を 行ってください: o 代わりに ServeRAID-3HB または ServeRAID-3L コントローラー を使用する。 o サーバーに IDE CD-ROM をインストールする。 ServeRAID-6M、ServeRAID-5i または ServeRAID-4 コントローラーは SCSI CD-ROM ドライブをサポートしません。 o 一つまたはそれ以上の既存の ServeRAID コントローラーがある状態 で ServeRAID-4 コントローラーをインストールした後、サーバーが 始動に失敗し POST コード EF10 を表示する場合は、以下を実行し てください: 1. ServeRAID-4 コントローラーをサーバーから外してください。 2. ServeRAID 6.00 のソフトウェアを使用して、既存のコントローラー の BIOS およびファームウェアを更新してください。 3. ServeRAID-4 コントローラーをサーバーにインストールして ください。 o プロテクト・モードで DOS アプリケーションを稼動する場合、 CONFIG.SYS に以下の行を追加しなくてはなりません: device=x:\himem.sys device=x:\emm386.exe NOEMS x は DOS がインストールされているドライブです。 o ご使用の Netfinity サーバーで、オペレーティング・システムが 3 回連続してブートに失敗するとシステム BIOS はプロセッサー・ キャッシュをオフにします。これが起きると、"IBM ServeRAID Support" CD は予期せぬ動作をします。この問題を解決するには、 システム BIOS に入ってプロセッサー・キャッシュを有効にし直し てください (またはデフォルトの設定をロードしてください)。シ ステム BIOS の入り方については、システムのドキュメントを参照 してください。 o IBM アクティブ PCI イジェクト・ウィザードが ServeRAID コント ローラの停止に失敗した場合、サーバーで稼動している ServeRAID マネージャー・サービスを停止してください。IBM アクティブ PCI イジェクト・ウィザードは以下のようなエラー・メッセージを表示 します: "プログラムがアクセスしているため、IBM ServeRAID アダプターを 停止することができません。" IBM ServeRAID コントローラーを正しく外すためには、以下を 実行してください: 1. DOS コマンド・プロンプトで、 以下を入力してください: NET STOP SERVERAIDMANAGERAGENT 2. IBM アクティブ PCI イジェクト・ウィザードから ServeRAID コントローラーを外してください。 3. DOS コマンド・プロンプトで、 以下を入力してください: NET START SERVERAIDMANAGERAGENT o ServeRAID マネージャー・プログラムを始動開始 CD (ブータブル CD) モードで 使用する場合は、Caps Lock キーは無効にされます。 o バージョン 5.11 以上の ServeRAID マネージャーのインストールが失敗した 場合、エラーを無視してプログラムをアンインストールしてサーバーを再始動 してからもう一度インストールしてください。 o ServeRAID マネージャーのインストール中に、エラー 1607 が出ることがまれに あります。この場合以下のことを確認してください。 1. Windows システムが OS/2 パーティションにドライブ・レターを割り当てて いないこと。 2. Administrator でログオンしていること。 3. OS のパーティションに十分な空き容量があること。 4. OS のパーティションにあるインストーラー用の隠し属性のディレクトリー が読取専用になっていないこと。 5. ローカルからインストールしていること。 6. OS に最新のサービス・パックを適用していること。 o Windows をシャットダウンする場合、「予期しないシャットダウン」という ようなメッセージが出るかもしれません。 ServeRAID マネージャー・エージェントが3秒以内で終了しない時にこの メッセージが出されます。これはファイル I/O や他のシステム・オペレー ションに影響を与えませんので無視して下さい。 o Windows Server 2003 で ServeRAID コントローラーをホット・アドする 場合、ServeRAID マネージャーと IPSSEND はスロット番号の検出を 失敗して「不明」を報告します。スロット番号はシステムを再起動する と正しく報告されます。 4.2 ボリュームセット・ユーティリティーの問題 _____________________________________________ o ServeRAID-6M、ServeRAID-5i、ServeRAID-4 または ServeRAID-3 ファミリーのコントローラーに対しては、いかなるソフトウェア RAID またはボリュームセット・ユーティリティーも使用しないでください。 ServeRAID コントローラーはこれらの機能をコントローラーレベルで 取り扱います。 4.3 フェールオーバー _____________________ o デバイス・マネージャを使用して、手動で ServeRAID Virtual Failover adapter を有効または無効にする場合は、この変更を有効に するためにサーバーを再起動する必要があります。 o INACCESSIBLE_BOOT_DEVICE ブルー・スクリーンからの回復: Windows NT 4.0 をインストールする際に、セットアップ・プログラ ムはある環境下では BOOT.INI の ARC パス用に scsi() シンタック スを使用します。オペレーティング・システムがフェールオーバー ・ペアにインストールされると、BOOT.INI の scsi() シンタックス は、Windows NT 4.0 の制限のため、作動しません。セットアップの テキスト・モード部分が終わって再始動する際に、 INACCESSIBLE_BOOT_DEVICE ブルー・スクリーンとなります。 BOOT.INI を編集して scsi() シンタックスを multi() シンタックス に変更する (下を参照してください) か、またはより小さいシステム ・パーティションを使用してオペレーティング・システムを再インス トールしてください。 BOOT.INI を以下のように変更してください: 修正前: ________________________________________________________ | | scsi() syntax | | [boot loader] | timeout=1 | default=scsi(0)disk(96)rdisk(0)partition(1)\WINNT | [operating systems] | scsi(0)disk(96)rdisk(0)partition(1)\WINNT="Windows NT | Server Version 4.00" | scsi(0)disk(96)rdisk(0)partition(1)\WINNT="Windows NT | Server Version 4.00 [VGA mode]" /basevideo /sos |_______________________________________________________ 修正後: ________________________________________________________ | | multi() syntax | | [boot loader] | timeout=1 | default=multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)\WINNT | [operating systems] | multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)\WINNT="Windows NT | Server Version 4.00" | multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)\WINNT="Windows NT | Server Version 4.00 [VGA mode]" /basevideo /sos |_______________________________________________________ o アダプターの論理ドライブの構成を追加や削除によって変更した場合、 システムを再起動してフェールオーバー・ドライバーがその変更を認識 できるようにしてください。 4.4 マイクロソフト クラスターサーバー (MSCS) ___________________________________________________________ o フェイルオーバー・タイムや Microsoft クラスター・サーバー・マネー ジャーのコンソールがハングする可能性を少なくするには、IPSHA ディスクと IP アドレス・リソースをそれぞれのリソース・モニター においてください。 o クラスター・グループを遅い SCCI チャネルに移すことは出来ません。 マイクロソフト クラスターサーバー・マネージャー・コンソール をハングさせることになります。チャネルは少なくとも元の チャネルと同じスピードでなければなりません。 o クラスター環境で論理ドライブの移行を行う場合、アレイに追加される全て の新規のディスクはパートナー・サーバー上でホット・スペア・ドライブ として定義されていないことを確認してください。 4.5 Windows NT 4.0 から Windows 2000 へのアップグレード ________________________________________________________ サーバーに PowerPC を使っているコントローラー(ServeRAID-II、 ServeRAID-3H/3HB/3L、または ServeRAID-4H)が複数ある場合、 Windows NT から Windows 2000 へアップグレードするには、 次のようにしてください。 1. Windows NT 4.0 に最新の ServeRAID デバイス・ドライバーを インストールしてください。 2. サーバーの電源を切って下さい。 3. 一つのコントローラーを残して他の全てのコントローラーを サーバーから取り外して下さい。 4. Windows 2000 インストール CD からサーバーを起動して、 Windows 2000 のインストールの指示に従って下さい。 5. Windows 2000 のインストールが終了したら、最新の ServeRAID デバイス・ドライバーをインストールしてください。 6. サーバーの電源を切って下さい。 7. ステップ3で取り除いたコントローラーを取付けて下さい。 4.6 ドライバーの更新について _____________________________ o Windows NT や Windows Server 2003 のドライバーを更新する時、 ServeRAID マネージャー・プログラムがアダプターに「応答なし」 のマークを付けるかも知れません。更新が完了したらこのマーク は消えます。 これは Windows NT や Windows Server 2003 がドライバーを更新する 仕方の制限事項ですので、システムの運用には影響いたしません。 5.0 Web サイトおよびサポート電話番号 _____________________________________ o IBM Support Web サイトから IBM ServeRAID およびクラスター製品の 新しい更新されたファイルをダウンロードすることができます: http://www.ibm.com/pc/support/ o IBM ハードウェア製品をお求めになると、広範囲にわたるサポートを 受けられます。IBM ハードウェア製品の保証期間中は、IBM Personal Computer HelpCenter (US では 1-800-772-2227) に電話して、IBM ハードウェア保証条項下のサービスを受けてください。 6.0 商標および特記事項 ______________________ 次の用語は、米国およびその他の国における IBM Corporation の商標です: Active PCI OS/2 Warp HelpCenter PC Server IBM Predictive Failure Analysis Netfinity ServeRAID Netfinity Manager ServerGuide OS/2 UNIX は、米国 および その他の国における登録商標であり、The Open Group により占有的にライセンス許諾されています。 Microsoft、Windows、Windows NT は Microsoft Corporation の商標または 登録商標です。 Java、Java 関連の商標およびロゴは、米国 および その他の国における Sun Microsystems, Inc. の商標または登録商標です。 その他の 会社、製品 およびサービス名は、他社の商標 または サービス・ マークです。 7.0 Disclaimer _______________ THIS DOCUMENT IS PROVIDED "AS IS" WITHOUT WARRANTY OF ANY KIND. IBM DISCLAIMS ALL WARRANTIES, WHETHER EXPRESS OR IMPLIED, INCLUDING WITHOUT LIMITATION, THE IMPLIED WARRANTIES OF FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE AND MERCHANTABILITY WITH RESPECT TO THE INFORMATION IN THIS DOCUMENT. BY FURNISHING THIS DOCUMENT, IBM GRANTS NO LICENSES TO ANY PATENTS OR COPYRIGHTS. Note to U.S. Government Users -- Documentation related to restricted rights -- Use, duplication or disclosure is subject to restrictions set forth in GSA ADP Schedule Contract with IBM Corporation.