********************************************************************* * IBM ServeRAID Windows NT Update Readme * * Version 3.60 * ********************************************************************* 目次 ____ 1.0 概要 2.0 ステップ 1、BIOS および ファームウェアの更新 3.0 ステップ 2、論理ドライブの作成 4.0 ステップ 3、デバイス・ドライバーの更新 5.0 ステップ 4、ServeRAID マネージャーの更新および開始 6.0 ステップ 5、クラスター・ソフトウェアの更新 7.0 フェールオーバーのトラブルシューティング・ヒント集 8.0 一般的なトラブルシューティング・ヒント集 9.0 変更の履歴 10.0 商標および特記事項 1.0 概要 ________ この readme の各ステップに従って、ServeRAID コントローラが Windows NT 用の最新のソフトウェアに更新されていることを確認 してください。 論理ドライブを作成するには "IBM ServeRAID Support CD" が必要 です。この CD は ServeRAID コントローラに付属、または、IBM の Web サイトから ISO イメージでダウンロードできます。ISO イメー ジから CD を作成する方法に関しては、CD-ROM ライターに付属のマ ニュアルを参照してください。CD-ROM ライターがご利用になれなく、 この CD を紛失、破損した場合、または CD が不良品である場合は ヘルプ・センターに代わりの "IBM ServeRAID Support CD" をお求 めください。 ServeRAID コマンドライン・プログラムをインストールするには、 "IBM ServeRAID Command Line Program Diskette" の readme.txt を参照してください。 IBM ServeRAID および サーバー製品の詳細な情報については、以下 の IBM Netfinity Web サイト、または ServeRAID のユーザーズ・ガ イドを参照してください。 http://www.pc.ibm.com/netfinity "IBM ServeRAID Support CD" および "IBM ServeRAID Firmware/BIOS Update Diskette Version 3.60" に含まれるファームウェア/BIOS は、 BIOS に関しては レベル 3.60.05 であり、ファームウェアに関しては 以下のようになっています: o ServeRAID 3H Ultra 2 SCSI アダプターおよび ServeRAID 3L Ultra 2 SCSI アダプターに対してはレベル 3.60.21 のファーム ウェア o ServeRAID II Ultra SCSI アダプターに対してはレベル 2.88.13 のファームウェア o IBM PC Server 330 および IBM Netfinity 5500 のシステム・ボ ード上の ServeRAID コントローラに対しては レベル 2.88.13 のファームウェア o ServeRAID アダプターに対してはレベル 2.25.01 のファームウ ェア 2.0 ステップ 1、BIOS および ファームウェアの更新 _________________________________________________ 注: a. BIOS/ファームウェア を 3.60 にアップグレードする際に、 ドライバーとユーティリティーも 3.60 にアップグレード しなければなりません。 b. ライト・バック・モードを有効にし、論理ブロック・サイズ を 64KB にして ServeRAID-3L をお使いになると、ハングす ることがあります。これは、2000 年上半期のファームウェ ア・リリースで訂正される予定です。当面の措置として、キ ャッシュの設定をライト・スルーにしてください。もしくは、 ブロック・サイズが 64KB の論理ドライブを作成しないでく ださい。アレイの作成にともなってブロック・サイズが設定 されると、ブロック・サイズはデータを損失することなく変 更することはできません。ライト・バック・モードで作動さ せる必要がある場合は、データをバックアップし、アレイお よび論理ドライブを作成し直してからデータをリストアする 必要があります。 1. "IBM ServeRAID Support CD" を CD-ROM ドライブに、または、 "IBM ServeRAID BIOS/Firmware Update Diskette" をディスケ ット・ドライブに挿入して、システムの電源を入れてください。 注: ServeRAID BIOS が 3.10 か、それ以前のものである場合、 IBM ServeRAID Support CD" のブート中に ServeRAID BIOS/ Firmware Update プログラムはハングすることがあります。 これを避けるために、IBM の Web サイトから入手できる ServeRAID BIOS/Firmware ディスケット 3.50 もしくは 3.50 より新しいバージョンを使って ServeRAID BIOS および ファームウェアをアップデートして下さい。 2. BIOS/Firmware Update プログラムが起動するまで待ち、画面 の指示に従ってください。 3.0 ステップ 2、論理ドライブの作成 ___________________________________ 既に ServeRAID コントローラに論理ドライブが構成されている場 合はこのステップを飛ばしてください。 1. "IBM ServeRAID Support CD" は BIOS/ファームウェアを更新後、 ServeRAID マネージャーを起動します。エクスプレス/カスタム の選択画面が表示されます。ServeRAID マネージャーに論理ドラ イブを自動的に作成させるには、エクスプレスを選択してくださ い。自分で論理ドライブを作成するには、カスタムを選択してく ださい。 ServeRAID コントローラを使用するには、論理ドライブを作成 する必要があります。 4.0 ステップ 3、デバイス・ドライバーの更新 ___________________________________________ Windows NT 4.0 のインストール中にデバイス・ドライバーをインストール ___________________________________________________________________ Windows NT 4.0 のインストール中に ServeRAID デバイス・ドライ バーをインストールするには、以下を実行して下さい: 1. Windows NT 始動(ブート) ディスケットをディスケット・ド ライブに、または、ブート可能な Windows NT CD を CD-ROM ドライブに挿入して、サーバーを再始動してください。 2. "セットアップはシステムのハードウェア構成を検査してい ます..." メッセージが表示されたら、F6 キーを押してくだ さい。 3. ファイルのロード後、コントローラを手動で指定するための 画面が表示されます。この画面が表示されたら追加装置を指定 するために 'S' を押してください。 4. 次のウィンドウが表示されたら、リストから「その他」を選 択してください。 5. "ハードウェア メーカー提供のサポート ディスクを挿入し てください" と表示されたら、"IBM ServeRAID Device Driver Diskette" をディスケット・ドライブに挿入して、Enter を 押してください。 6. "IBM ServeRAID Controller (NT 4.0)" を選択して Enter を押してください。"ファイルを読み込んでいます (IBM ServeRAID Controller (NT 4.0))..." というメッセージが表示されま す。 7. プロンプトが表示されたら、Enter を押して続行してくださ い。 8. Windows NT のマニュアルの指示に従って、通常のインストー ル・プロセスを完了してください。 9. インストールが完了後、最新の Service Pack を適用してく ださい。 Windows NT 4.0 のインストール後にデバイス・ドライバーをインストール ___________________________________________________________________ 1. "IBM ServeRAID Device Driver Diskette" をディスケット・ ドライブに挿入してください。 2. 「スタート」メニューから「設定」を選択し、「コントロー ル パネル」を選択してください。 3. 「SCSI アダプタ」を選択して、「ドライバ」タブをクリッ クしてください。 4. 「追加」をクリックして、「ディスク使用」をクリックして ください。 5. 「配布ファイルのコピー元」フィールドに次のように入力し てください: A:\nt4_0 ここで、A: はディスケット・ドライブ名です。 6. 「OK」をクリックし、次のダイアログボックスでも「OK」 をクリックしてください。 7. デバイス・ドライバーのインストール後、システムを再始動 してください。 5.0 ステップ 4、ServeRAID マネージャーの更新と開始 __________________________________________________ 注: もしお使いのシステムに ServeRAID マネージャー3.50 が インストールされている場合は、3.60 にアップデートする 前にこのバージョンを削除するべきではありません。もし 3.60 をインストールする前に 3.50 を削除すると、Serve RAID マネージャーのカスタマイズ・ファイル (管理システ ムのツリー・ノード、通知リスト等) はすべて失われます。 バージョン 3.60 にアップデートした後、以下のようにし てバージョン 3.50 を削除して下さい: 1. 「スタート」メニューから 「設定」-> 「コントロール パネル」 を選択して下さい。 2. 「コントロール パネル」で、「アプリケーションの追加と削除」 をダブルクリックして下さい。 3. ServeRAID マネージャー 3.50 を削除して下さい。 "IBM ServeRAID Support CD" を使用して更新: __________________________________________ 1. "IBM ServeRAID Support CD" を CD-ROM ドライブに挿入し てください。 インストール・プログラムが自動的に開始します。 2. 「オペレーティング・システムの選択」 ウィンドウで、 「Windows95/98/NT」をクリックして、「次へ」をクリック してください。 3. 画面の指示に従ってインストールを完了してください。 World Wide Web から ServeRAID マネージャー・プログラムを更新: _____________________________________________________________ 1. ダウンロードしたファイルをダブルクリックしてインストー ルを開始してください。 2. 「オペレーティング・システムの選択」ウィンドウで、「Win dows95/98/NT」をクリックして、「次へ」 をクリックしてく ださい。 3. 画面の指示に従ってインストールを完了してください。 ServeRAID マネージャーの開始: _____________________________ グラフィカル・ユーザー・インターフェース (GUI) の ServeRAID マネージャーを開始するには以下のようにしてください: 注: ご使用の ServeRAID コントローラを管理および構成する使いやすい インターフェースが開始します。 1. 「スタート」メニューからプログラムを選択してください。 2. 「プログラム」メニューから 「ServeRAID マネージャー」を選択し てください。 3. 「ServeRAID マネージャー」メニューから 「ServeRAID マネージャー」を 選択してください。 グラフィカル・ユーザー・インターフェースなしの ServeRAID マネ ージャー (エージェント) を開始するには以下のようにしてください: 注: メモリーの少ないフットプリントで、ご使用の ServeRAID コント ローラをモニターするエージェントが開始します。管理または構 成の機能はご使用になれません。 1. DOS コマンド・プロンプト・ウィンドウを開いてください。 2. 以下のように入力してください: C: ここで C: は、ServeRAID マネージャーをインストールした ドライブです。 3. Enter を押してください。 4. 以下のように入力してください: cd \Program Files\RaidMan ここで \Program Files\RaidMan は、ServeRAID マネージ ャーをインストールしたディレクトリです。 5. Enter を押してください。 6. 以下のように入力してください: RaidAgnt 7. Enter を押してください。 注: GUI の ServeRAID マネージャーを使用して ServeRAID マネー ジャー・エージェントの通知リストやセキュリティー・リスト を構成および設定することができます。GUI の ServeRAID マネ ージャーと ServeRAID マネージャー・エージェントは同じ TCP/IP ポート番号を使用するので、同時に起動しないでください。 6.0 ステップ 5、クラスター・ソフトウェアの更新 _______________________________________________ ServeRAID コントローラをクラスターとして使用しない場合はこの ステップを飛ばしてください。 Windows NT クラスター・ソリューションのインストールのため の高可用性環境の構成方法の詳細な手順に関しては "IBM Netfinity 高可用性クラスター・ソリューション ユーザーズ・ガイド" を 参照してください。 7.0 フェールオーバーのトラブルシューティング・ヒント集 ________________________________________________________ フェールオーバーの最中の電源障害からの回復 ____________________________________________ フェールオーバーの最中に電源障害が起きた場合、アクティブ-パッシ ブ・ペアの2つのコントローラは、片方のコントローラにいくつかの 論理ドライブが構成され、もう片方のコントローラにいくつかの論理 ドライブが構成される状態となり得ます。また、どちらのコントローラ にも現れない一つの論理ドライブが存在することも起こり得ます。この 状態から回復するには、アクティブにしたいコントローラ上で、ペアに 構成された各々のマージ ID に対して IPSSEND MERGE を一回実行して ください。それから、パッシブなコントローラ上で、ペアに構成された 各々のマージ ID に対して IPSSEND UNMERGE を一回実行してください。 その後、再びコントローラがペアとなるように、Windows NT をリブー トしてください。 8.0 一般的なトラブルシューティング・ヒント集 ___________________________________________ o ご使用の Netfinity システムが 3 回連続してブートに失敗すると システム BIOS はプロセッサー・キャッシュをオフにします。これが 起きると、ServeRAID Support CD は予期せぬ動作をします。この問 題を解決するには、システム BIOS に入ってプロセッサー・キャッシ ュを有効にし直してください (またはデフォルトの設定をロードして ください)。 9.0 変更の履歴 ______________ ServeRAID ファミリーはレベル 3.50.20 から3.60.21 になりました _____________________________________________________________ o ServeRAID マネージャーは以下のような新しい特徴があります: - OS/2 と Netware 5.0 のサポート - Microsoft Cluster Server (MSCS) を検証するオプションが 正しく設定されます - スタンバイ・ホットスペアのサポート - BIOS 互換モードの設定 - ドライブのライト・バック・キャッシュが可能 - 印刷可能な構成、コード・レベル、イベント・ログ、VPD - Enhanced PCI Hot Plug とフェールオーバーのサポート - 筐体モニター o ServeRAID マネージャーは以下のプログラムを置き換えます。 - DOS 構成プログラム - OS/2 管理/モニター プログラム - Netware 管理/モニター プログラム - Windows NT 管理/モニター プログラム o IPSSEND BACKUP は、BIOS 設定を保存します。 o ハイ・パフォーマンス Windows NT 4.0 (モノリシック) ドライバーが標準ミニポート・ドライバーと統合されま した。RAID ドライバーにアクセスする際、より高いパ フォーマンス、およびより少ない CPU 利用が期待でき ます。 o Red Hat Linux 6.0 用の新しいデバイス・ドライバー ServeRAID-3H/3L はレベル 3.50.25 から 3.60.21 になりました __________________________________________________________ o ServeRAID ファームウェアのパフォーマンスの向上 o 32 KB および 64 KB のストライプ単位サイズの物理ドライブ 16 個までで構成されるアレイのサポート o 4 つまでの並列 FlashCopy コマンドをサポート ServeRAID-3H/3L はレベル 3.50.22 から 3.50.25 になりました __________________________________________________________ o クラスター・リソースをあるサーバーから他の MSCS 下にある サーバーへ手動で繰り返し移動させる際に、希に起こりうる障 害の修正 o ServeRAID バッテリー・バックアップ・キャッシュを扱うこと により起こりうるハングの修正 o 論理ドライブの移行中のドライブ再構築の機能強化 o OS/2 および UnixWare 7.1 上で報告される (しかし、これらの OS に限らない) さまざまなオペレーティング・システム・レベ ルのトラップの修正 o PFA 閾値を超えたドライブの取り扱いの改良 ServeRAID 3H/3L はレベル 3.11.00 から 3.50.20 になりました __________________________________________________________ o 再構築回復の機能強化 o 新しい RAID レベル 5E o フラッシュ・コピー o 適応先読みサポート o デフォルトのストライプ・サイズでない時に構成 をコピーする際の、構成パスのコピーの改良 o RAID 1 の再構築のエラー回復の機能強化 o PC サーバー 704 のシステム・ハング条件の訂正 o Microsoft Cluster Server (MSCS) 稼動の際、チャネル 3 のクォーラム・アービトレーション・リンクは必要でなく なります o クラスター・エラー回復の改良 o 電圧降下時やバッテリー・バックアップ・キャッシュ・オ プションの削除時に、ユーザーへのメッセージが追加 ServeRAID ファミリーはレベル 3.11.00 から 3.50.20 になりました ______________________________________________________________ o Windows NT と Unixware 用の新しい ServeRAID マネージャー o Windows NT で 12 個のコントローラをサポート o 論理ドライブの数字は 0 の代わりに 1 から開始 o ホットスペア・ドライブ作成の際に、古い ServeRAID 構成データ はドライブから自動的に削除されます。これにより、クラスターの 設定のためのローレベル・フォーマットの必要性がなくなります。 o RAID 5 のアレイを 7 個以上作った際の NT インストールの問題の 訂正 ServeRAID-II, IBM PC Server 330 および IBM Netfinity 5500 の システム・ボード上の ServeRAID コントローラはレベル 2.88.08 から 2.88.13 になりました _____________________________________________________________ o 論理ドライブの移行中の、ドライブの再構築の機能強化 o OS/2 および UnixWare 7.1 上で報告される (しかし、これらの OS に限らない) さまざまなオペレーティング・システム・レベ ルのトラップの修正 ServeRAID-II, IBM PC Server 330 および IBM Netfinity 5500 の システム・ボード上の ServeRAID コントローラはレベル 2.88.06 から 2.88.08 になりました ___________________________________________________________ o 再構築の回復の機能強化 o クラスターのエラー回復の機能強化 10.0 商標および特記事項 ______________________ 次の用語は、米国およびその他の国における IBM Corporation の商標です。 IBM Netfinity OS/2 ServeRAID Microsoft、Windows、Windows NT は Microsoft Corporation の商標または 登録商標です。 Java、Java 関連の商標およびロゴは、米国 および その他の国におけ る Sun Microsystems, Inc. の商標または登録商標です。 その他の 会社、製品 およびサービス名は、他社の商標 または サー ビス・マークです。 THIS DOCUMENT IS PROVIDED "AS IS" WITHOUT WARRANTY OF ANY KIND. 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