−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ソフトウェア名 BIOS 対象機種 ThinkPad T60, T60p (日本での未発表製品も含みます) 対応OS Windows XP (Home Edition および Professional) Windows 2000 バージョン 1.07 発行日 2006年06月20日 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ソフトウェアの役割 ThinkPad本体内のBIOS(システム・プログラム、エンベッデッド・コントロー ラー(EC)のプログラムも含みます)を更新します。BIOSを更新することにより、 問題の解決や機能の追加、拡張ができます。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 今回の変更内容 [重要な変更] ありません [新機能または機能の拡張] −システム起動時に表示されるIntelロゴを新しいものに置き換えました。 [問題の解決] −ワイヤレスWAN内蔵モデルでBIOS Setup Utilityあるいはワイヤレス・ ハードウェア・スイッチにてワイヤレスWANを無効化(Disabled)して、 かつUSB外付け指紋センサーをシステムの左側のUSBポートあるいは ドッキング・ステーションのUSBポートに接続するとPOST 1820エラーが 表示される場合がありました。この問題を修正しました。 −パスワード・リセット・サービスをBIOS Setup UtilityでEnabledに設定した 状態で(BIOS Setup->Security->Password->Password Reset Service)、かつ パスフレーズがDisabledのとき(BIOS Setup->Security->Password->Using Passphrase)、パスワード・リセット・サービスを用いて、POP(パワー・ オン・パスワード)あるいはHDP(ハードディスク・パスワード)のリセット を行う時、登録したパスワードでPOP/HDPがアンロックできない場合が ありました。この問題を修正しました。 [注意点] 15インチXGA(1024x768)LCDでは、1.06以前のBIOSでは正しく表示されない 場合があります。 1.07以降のBIOSでご使用ください。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− バージョンの確認方法 (A), (B)の2通りの方法があります。 (A) Windowsでの確認 1. Windowsを始動します。 2. ThinkPad 機能設定を起動します。 「スタート」「すべてのプログラム (またはプログラム)」「ThinkVantage」 「ThinkPad 機能設定」の順にクリックします。 3. ThinkPad 機能設定の画面で、「システム情報」アイコンをクリックしま す。 4.「BIOS情報」タブをクリックします。 画面上に、BIOS バージョン情報が表示されています。 5.「OK」をクリックし、終了します。 (B) BIOS設定での確認 1. コンピュータの電源を切ります。 2. コンピュータの電源を入れます。 3. 画面左下に To interrupt normal startup, press the blue ThinkVantage button が表示されたら、F1キーを押します。 「BIOS Setup Utility」の画面が表示されるまで待ちます。 パスワードの入力を求められたら、正しいパスワードを入れます。 4. 画面上の次の行に、バージョン情報が表示されています。 BIOS Version : BIOSのバージョン 5. コンピュータの電源を切り、終了します。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− BIOSの更新方法 (注意) −現在問題なくシステムをお使い頂いている場合は、必ずしもBIOSを更新する 必要はありません。そのままお使いください。 BIOSを更新する必要があるかどうかの判断は、「バージョン情報」の章を参 照してください。 −BIOSの更新作業には、ACアダプター、及び充電済みのバッテリー・パックが 必要です。 −ドッキング・ステーション、またはポート・リプリケーターがコンピュータ に接続されている場合、それらを取り外します。 −RDM (Remote Deployment Manager) または同様の環境下でBIOSを更新する場 合、更新作業に先だってあらかじめ始動パスワードを削除しておきます。 警告−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 画面の指示がない限り、BIOSの更新中に 、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、 絶対に電源を切ったり、サスペンドしたりしないでください。 BIOSの更新中に誤ってこれらを行うと、システム・ボードの交換が必要と なる場合があります。この場合、IBMまたはIBM特約店にThinkPadをお持ち いただくことになります。このサービスは有償の場合もあります。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 次の3通りの方法があります。 (A) ソフトウェア導入支援による自動更新 (B) 手動更新 (C) コマンド・ラインによる更新 (Unattended インストール) (A) ソフトウェア導入支援による自動更新 ソフトウェア導入支援を利用すると、コンピューター内のThinkPad用ソフ トウェアを簡単に最新にすることができます。インターネット上で提供さ れている最新版のソフトウェアを自動的に検索し、ダウンロード、インス トールまでを自動的に実行してくれます。 1. コンピューターにACアダプターをしっかりと取り付けます。 2. Windowsを始動します。Windows XP/2000の場合は、アドミニスト レーター特権をもつユーザーIDでログオンします。 3. Internet Explorerを起動します。 4. ツール バー上の「ThinkPad ソフトウェア導入支援」ボタンをクリック します。(*3) 5.「ようこそ」の画面で「新規・更新パッケージの導入」が選択されている ことを確認し、「次へ」をクリックします。 6.「更新パッケージの検出」画面で「インターネット上の最新情報を取得す る」にチェック・マークがついていることを確認し、「次へ」をクリッ クします。 検索を開始します。 7.「パッケージのダウンロード」画面が表示されたら「次へ」をクリックし ます。 8.「パッケージの選択」画面が表示されたら、 BIOS にチェック・マークが付いていることを確認します。(*4) 9.「次へ」をクリックします。 10.「パッケージの導入」画面でパッケージ名を確認し、「導入」をクリック します。 11. 完了しました。と表示されたら「OK」をクリックします。 12.「閉じる」をクリックします。 13. 画面の指示に従います。 14. メニューから「操作上の注意」を選び、内容をよく読んでください。 15. 読み終えたら、Escキーを押しメニューに戻ります。 16.「システム・プログラムの更新」を選び、画面の指示に従って更新を行い ます。 更新の作業が終了すると、コンピューターが自動的に再起動します。 これで全ての作業が完了です。 ヒント *3: ツール バー上に「ThinkPad ソフトウェア導入支援」ボタンが表示されない 場合は、 (a) Internet Explorerのメニュー バー上で、「表示」「ツール バー」 「ユーザー設定」の順にクリックします。 (b)「ツール バーの変更」画面の「利用できるツール バー ボタン」のリス トの中から「ThinkPad ソフトウェアの更新」ボタンをクリックして選 択し、「追加」をクリックします。 (c)「現在のツール バー ボタン」に「ThinkPad ソフトウェアの更新」ボタ ンが登録されたことを確認したら、「閉じる」をクリックします。 もし、「ThinkPad ソフトウェアの更新」ボタンが見当たらない場合は、 −「ThinkPad ソフトウェア導入支援」自身を更新して (バージョン 2.10.03C2 およびそれ以降)、ツール バーに登録できるようにする。 −手動で「ThinkPad ソフトウェア導入支援」を起動する。 (例) 「スタート」「すべてのプログラム (または プログラム)」「Access IBM」「ThinkPad ソフトウェア導入支援」の順にクリックする。 のどちらかを実行してください。 *4: チェック・マークのついたその他のパッケージも同時に更新することができ ます。目的のパッケージだけを更新したい場合は、それ以外のパッケージに ついているチェック・マークをクリックしてチェック・マークの表示を消し ます。 各パッケージ名の左端の + マークをクリックすると、現在導入されている バージョンが表示されます。 (B) 手動更新 「手動更新の方法」の章を参照してください。 (C) コマンド・ラインによる更新 (Unattended インストール) 「コマンド・ラインによる更新(Unattended インストール)の方法」の章 を参照してください。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 更新作業をスムーズに行うためのヒント BIOSを更新する際に、次のような問題が発生することがあります。 −更新作業中にSTOP ERROR(青画面を背景にしたストップ・エラー)が発生し、 作業が完了しないうちにコンピュータが勝手に再起動していまう、または STOP ERROR画面でハングする。 −「Debug ...」「eFlash Error」ウィンドウ等が表示され、そのまま更新作 業が中断する。 −メイン・メニュー画面で、画面の一部(右側)にゴミが表示されてしまう。 等。 そのような場合は、次のヒントを参照して更新作業を行ってみてください。 1. 使用しているWindowsに必要な最小メモリー(例:Windows XPでは256 MB) よりも、なるべく多くのメモリーをコンピュータに搭載する。 2. Windowsが始動してもすぐにBIOSの更新作業を行わない。 Windows スタートアップ、スケジュールで登録されたプログラムの始動・ 実行が完全に終了するまで待つ。(特にアンチ・ウィルス・プログラム等 は始動・実行の完了に時間がかかります。) 3. BIOSの更新作業の前に、なるべく他のプログラムを終了させる(クローズ する)。 4. BIOSの更新作業中にWindows上に表示される「ThinkPad BIOS アップデー ト − InstallShield Wizard」画面で、マウスで「次へ」をクリックす るかわりにキーボードの「Enter」キーを押して画面を先に進める場合は、 適当に間隔を空けてキーを押す(素早くキーを押して行かない)。 この理由は、「InstallShield Wizard」画面の表示中はアップデート・ ユーティリティのプログラムの一部がバックグラウンドで実行されてお り、そのプログラムが終了しないうちに Enter キーを次々と押して画面 を先に進めていくと、その処理が正常に終了しない場合があるからです。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 手動更新の方法 WindowsのInternet Explorerを使用する場合を例に説明しています。 警告−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 画面の指示がない限り、BIOSの更新中に 、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、 絶対に電源を切ったり、サスペンドしたりしないでください。 BIOSの更新中に誤ってこれらを行うと、システム・ボードの交換が必要と なる場合があります。この場合、IBMまたはIBM特約店にThinkPadをお持ち いただくことになります。このサービスは有償の場合もあります。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− (ファイルのダウンロード) 1. Internet Explorerで、インターネット上の目的のファイルをクリックし ます。 2.「ファイルのダウンロード」画面で、「保存」をクリックします。 3.「保存する場所」で「デスクトップ」を選択します。 または他の好きな場所を「保存する場所」で選択します。 4.「保存」をクリックし、画面に従いファイルを一時的に保存します。 (ファイルの解凍) 5. Windows XP/2000環境の場合は、アドミニストレーター特権をも つユーザーIDでログオンしていることを確認します。 6. コンピューターにACアダプターをしっかりと取り付けます。 7. Windows のデスクトップ画面を表示します。 または、手順 3.で指定した保存場所をエクスプローラで開きます。 8. 手順 4.で一時的に保存したファイルをダブルクリックします。 9. 画面の指示に従って、BIOS更新用のプログラムを解凍します。 (更新) 10.プログラムの解凍先をエクスプローラで開きます。 11.WINUPTP.EXEをダブルクリックします。 12.「ThinkPad BIOSの更新」を選び、画面の指示に従って更新を行い ます。 更新の作業が終了すると、「更新が完了しました。」というメッセージ が表示されます。画面の指示に従ってシステムを再起動します。 これで全ての作業は完了です。 最後に、手順 4.で一時的に保存したファイルを削除しておきます。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− コマンド・ラインによる更新の方法 (Unattended インストール) この方法は、システム管理者が一度に大量のThinkPadのBIOSを更新する 場合のみ必要です。 1. アドミニストレータ権限のあるユーザーIDでログオンします。 2. パッケージをハードディスクに展開します。 3. 「スタート」をクリックします。次に「ファイル名を指定して実行...」 をクリックします。 4.「[パッケージを展開した先のパス]\winuptp -s」と入力して、「OK」 をクリックします。 更新作業の注意事項は、「手動更新の方法」の章の(ファイルの解凍と更新) に準じます。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− BIOSを初期設定に戻す方法 「バージョン情報」の章の「問題解決/変更の概要」に書かれていない障害が 発生した場合、BIOSの設定を初期設定(デフォルト)に戻してみるのも一つの 方法です。 BIOSを初期設定に戻す方法は以下の通りです。 1. コンピュータの電源を切ります。 2. コンピュータの電源を入れます。 3. 画面左下に To interrupt normal startup, press the blue ThinkVantage button が表示されたら、F1キーを押します。 「BIOS Setup Utility」の画面が表示されるまで待ちます。 パスワードの入力を求められたら、正しいパスワードを入れます。 4. F9キーを押します。(Setup Defaults) 5.「Yes」を選び、初期設定に戻します。 6. F10キーを押します。(Save and Exit) 7.「Yes」を選び、保存・終了を行います。 システムの再設定が完了し、システムは自動的に再起動します。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− バージョン情報 (日本での未発表製品/未発表バージョンも含みます) 現在までに次のBIOSおよびエンベッデッド・コントローラー・プログラムが 提供されています。 (略語) BIOS ID : 管理者用のBIOS識別情報 ECP : エンベッデッド・コントローラー・プログラム ECP ID : 管理者用のECP識別情報 全体の BIOS ECP バージョン バージョン(BIOS ID) バージョン(EC ID) ---------- ------------------- ------------------- 1.07 1.07 (79ET62WW) 1.04 (79HT45WW) 1.06 1.06 (79ET61WW) 1.04 (79HT45WW) 1.05 1.05a (79ET60WW) 1.02 (79HT43WW) 1.04 1.04 (79ET58WW) 1.02 (79HT43WW) 1.03 1.03 (79ET57WW) 1.02 (79HT43WW) 1.02 1.02 (79ET56WW) 1.01 (79HT42WW) 1.01 1.01a (79ET55WW) 1.01 (79HT42WW) 1.00 1.00h (79ET52WW) 1.00c (79HT39WW) 問題解決/変更の概要 (略語) < > 全体のバージョンを示します。 BIOS : BIOSのバージョンを示します。 [重要] 重要な変更を示します。 (新) 新機能または機能の拡張を示します。 (修) 問題の修正を示します。 (BIOS) BIOSでの変更を示します。 (EC) ECでの変更を示します。 <1.07> BIOS : 1.07 EC : 1.04 −(新) システム起動時に表示されるIntelロゴを新しいものに置き換えました。(BIOS) −(修) ワイヤレスWAN内蔵モデルでBIOS Setup Utilityあるいはワイヤレス・ ハードウェア・スイッチにてワイヤレスWANを無効化(Disabled)して、 かつUSB外付け指紋センサーをシステムの左側のUSBポートあるいは ドッキング・ステーションのUSBポートに接続するとPOST 1820エラーが 表示される場合がありました。この問題を修正しました。(BIOS) −(修) パスワード・リセット・サービスをBIOS Setup UtilityでEnabledに設定した 状態で(BIOS Setup->Security->Password->Password Reset Service)、かつ パスフレーズがDisabledのとき(BIOS Setup->Security->Password->Using Passphrase)、パスワード・リセット・サービスを用いて、POP(パワー・ オン・パスワード)あるいはHDP(ハードディスク・パスワード)のリセット を行う時、登録したパスワードでPOP/HDPがアンロックできない場合が ありました。この問題を修正しました。(BIOS) <1.06> BIOS : 1.06 EC : 1.04 −(新) Intelビデオ・モデルに外付け1920x1200ワイド・ディスプレイをサポート。(BIOS) −(修) ドッキング・ステーションに対して連続して本体の着脱を行うとドッキング ステーションを認識しない場合がありました。(BIOS) −(修) スタンバイに入る際のピッというビープ音が常に最大音量で鳴っていた問題 を修正しました。(BIOS) −(修) バッテリ・モードでのDVDの再生品質(コマ落ち)を改善しました。(BIOS) −(修) ドッキング・ステーションにキーボード/マウス・コネクタ(Y-Cable)を 介して外付けPS/2キーボードを接続すると予期しないキー入力が起きる ことがありました。(EC) [予期しないキー入力の例] - カーソルキーでカーソルを動かしていると、まれに数字(2,4,6,8)が 入力される。 - Shiftキーを押していない状態なのに、キーボードからの入力が、あた かもShiftキーが押されているかのように変わってしまう。 <1.05> BIOS : 1.05a −(新) ハードディスク関連のPOST 2100エラーを細分化して表示するようにしま した。(BIOS) −(修) Deep Smart Power Down機能の修正 (BIOS) [注意] Deep Smart Power Down機能を使用するには、Intel(R) PRO/1000 LAN アダプタ ソフトウェアのビルド 121462(バージョン9.2.50.0)以降が必要です。 −(修) BIOS Setup Utilityで「Execution Prevention」をDisabledに設定しても 正しくディセーブルされなかった問題を修正しました。(BIOS) −(修) 赤外線デバイスによる通信で4Mbpsの転送レートで転送速度の低下が起きる 場合があった問題を修正しました。(BIOS) <1.04> BIOS : 1.04 −(修) バッテリ・モードでスタンバイから復帰した後、ギガビット・イーサネット アダプタが使用できない場合があるため、Deep Smart Power Down機能を 暫定的に停止しました。(BIOS) <1.03> BIOS : 1.03 −(新) 新デバイスのサポート。(BIOS/EC) −(修) ドッキング・ステーションに装着したハードディスクに対してパスワード 入力が求められず、ドッキング後もハードディスクが使用できない場合が あったのを修正しました。(BIOS) −(修) 液晶ディスプレイを閉じて開くと、ごくまれに画面の解像度が変わって しまう問題を修正しました。(BIOS) <1.02> BIOS : 1.02 −(修) DOSのソフトウェアからシステムの電源を切るためのBIOSコールが機能して いなかったのを修正しました。(BIOS) <1.01> BIOS : 1.01a −(新) Deep Smart Power Down機能のサポート (BIOS/EC) Deep Smart Power Down機能とは、ギガビット・イーサネット・アダプタの 省電力機能の一つです。Deep Smart Power Down機能を使用するには、 Intel PRO/1000 PL Network Connection 9.2.43.0 以降が必要です。 −(修) BIOS Setup Utilityで「HV expansion」の設定を変えても、常にLCDの表示 が伸長されていた問題を修正しました。(BIOS) −(修) ATI display情報で表示される使用メモリタイプが正しくなかったのを修正 しました。機能には変更はありません。(BIOS) <1.00> BIOS : 1.00h −(新) (第一版) ThinkPad T60/T60pのサポート。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 技術情報 (専門的な内容ですので、必要な方のみご利用ください) メモリー空間の情報: <予約領域> コンベンショナル・メモリー内の次のメモリー空間は、BIOSその他によって あらかじめ予約され、使用できません。 ATI Mobility Radeon X1300/X1400/FireGL V5200 モデルの場合 C0000-CFFFF : ビデオBIOS D0000-D1FFF : イーサネット用オプションROM (*1) DC000-DFFFF : USB BIOS (*2) E0000-FFFFF : システムBIOS Intel Graphics Media Accelerator 950 モデルの場合 C0000-CE7FF : ビデオBIOS CE800-D07FF : イーサネット用オプションROM (*1) DC000-DFFFF : USB BIOS (*2) E0000-FFFFF : システムBIOS (注意) *1:「Internal Network Option ROM」の設定を「使用不可(Disabled)」に すると、使用可能な領域となります。 (「BIOS Setup Utility」メニューの Config -> Network -> 「Internal Network Option ROM」オプション) この場合、WakeOnLAN機能とPXE起動の機能は使用できません。 *2:「USB BIOS Support」の設定を「使用不可(Disabled)」にすると、使 用可能な領域となります。 (「BIOS Setup Utility」メニューの Config -> USB -> 「USB BIOS Support」オプション) 使用不可にしても、USB機器をWindowsで使用することはできます。 <使用可能な領域> 次のメモリー空間は、EMM386等のメモリー・マネージャで使用可能です。 ATI Mobility Radeon X1300/X1400/FireGL V5200 モデルの場合 D2000-DBFFF Intel Graphics Media Accelerator 950 モデルの場合 D0800-DBFFF 但し、オペレーティング・システムによっては、上記の使用可能な領域から CardBusコントローラその他用にメモリー空間を割り当ててしまいます。 そのアドレスとサイズは、オペレーティング・システムの仕様により異なり ます。 上記で示された情報は、今回提供したBIOSのバージョンでのみ有効です。また 将来のBIOSの更新によって変わる可能性があり、保証するものではありません。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 商標 * ThinkPad は、Lenovo の登録商標です。 * ThinkVantage は、Lenovo の商標です。 * IBM は、IBM Corporation の登録商標です。 その他の社名、製品名、サービス名は、他社の登録商標、商標またはサービス マークです。