ThinkPad 2006年06月22日 Intel(R) PRO/1000 LAN アダプタ ソフトウェア (イーサネット ドライバ) (Windows 2000/XP) リリース (ビルド 124032) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− パッケージの役割 このパッケージには、イーサネット ドライバと呼ばれる Windows 2000/XP 用のソフトウェアが入っています。 対象モデル: - ThinkPad T60/T60p - ThinkPad X60s - ThinkPad X60 イーサネット ドライバを更新する必要があるかどうかの判断は「問題解決 /変更の概要」の章を参照してください。 イーサネット ドライバの導入、更新は、「導入の手引き」の章を参照して ください。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− バージョン情報 (日本での未発表製品/未発表バージョンも含みます) バージョン 内容 (ビルド 115370) ThinkPad T60/T60p/X60s/X60 のサポート (ビルド 117283) ディープ スマート パワー ダウンのサポート(ThinkPad T60/T60p) (ビルド 121462) パワー マネージメントの問題の修正 (ビルド 124032) ヨーロッパ言語の RIS サーバーからのOS導入時の問題の修正 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 問題解決/変更の概要 (日本での未発表製品/未発表バージョンも含みます) (参考) は、ドライバ パッケージのビルド番号を示します。 (例: 115370 はビルド 115370 を示します。) (新)は、新機能または機能の拡張を示します。 (修)は、既存機能の問題解決を示します。 次の問題が、ドライバ パッケージの各々のバージョンで解決されました。 <115370> −(新) ThinkPad T60/T60p/X60s/X60 のサポート <117283> −(新) ディープ スマート パワー ダウンのサポート(ThinkPad T60/T60p) ディープ スマート パワー ダウン(DSPD) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ディープ スマート パワー ダウンはリンクがダウンしているとき、またはネットワーク ケーブルが接続されていないときに Ethernet をオフにします。タイムアウト後には、 Ethernet の電源がオフになります。これは、オペレーティング システムには、Ethernet の 「ホット アンプラグ」として表示されます。ネットワーク ケーブルが再度接続されて、 リンクが戻ると、Ethernet の電源がオンになり機能が完全に復元されます。これは、 Ethernet の「ホット プラグ」として表示されます。この機能は Windows XP でのみ 有効です。また、バッテリー モード時のみ機能します。 DSPDについての情報 ------------------ この機能を無効にするには、 ------------------------- 1.AC アダプターをシステムに接続します。 2.デバイス マネージャを開きます。 3.ネットワーク アダプタをダブル クリックします。 4.Intel(R) PRO/1000 PL NetworkConnection をダブル クリックします。 5.詳細設定タブをクリックし、ディープ スマート パワー ダウンを選択し    その値をオフに変更します。  S3、S4 からの Wake On LAN -------------------------  Windows XP で WoL と DSPD が有効に設定されていても、ネットワーク ケーブルが接続されて   いない状態のままシステムがスタンバイ(S3)或いはハイバネーション(S4)に入ると、   WoL のパケットを受け取ってもシステムは復帰できません。  システムがスタンバイ(S3)或いはハイバネーション(S4)の状態では、ネットワーク  ケーブルを挿してもイーサネットは DSPD の状態から復帰できません。  この問題を回避するためには S3、S4 に入る前にネットワーク ケーブルを抜かない  或いは DSPD を無効にしてください。 イベント ビューアの「エラー イベントID: 12 PlugPlayManager」 ----------------------------------------------------------- DSPD をイネーブルにしてネットワーク ケーブルを抜くと「エラー イベント ID: 12 PlugPlayManager. デバイス 'Intel...' は、最初に取り外しの  準備が行われずにシステムから消滅しました」というメッセージがイベント ビューアに  書かれます。このエラーはシステム ブート後の最初の DSPD のイベント時のみ起こります。 このエラーは Ethernet 及びソフトウェアの機能には影響を与えません。 DSPD モード時のドライバの更新 -----------------------------  Ethernet が DSPD モードに入っているときはデバイス ドライバの更新はできません。  ドライバの更新を行うには下記のいずれかの方法により DSPD モードから抜けてください。 1. AC パワーを接続する 2. Ethernet ケーブルを接続しリンクを確立する 3. DSPD をデバイス マネージャで無効にする  二台の ThinkPad T60/60p が Ethernet ケーブルで直接接続した場合 -------------------------------------------------------------- DSPD モードに入った ThinkPad T60/T60p ともう一台の DSPD モードに入った   ThinkPad T60/T60p が直接 Ethernet ケーブルで接続された場合、リンクは  確立されません。下記のいずれかの方法を どちらか一つの ThinkPad T60/T60p の   システムで実行し、この状態を回避できます。 1. AC パワーを接続する 2. スタンバイにいったん入れて復帰させる 3. DSPD をデバイス マネージャで無効にする <121462> −(修) ディープ スマート パワー ダウン (DSPD) 機能後に起こるパワー マネージメントの問題の修正。 注意:DSPD の機能を使うには、このデバイス ドライバの他に、下記の BIOS と   エンベッデッド・コントローラー・プログラム(ECP)が必要です。 BIOS とエンベッデッド・コントローラー・プログラム ------------------------------------------------- BIOS バージョン BIOS ID -------------------- ----------------------- 1.05a またはそれ以降 79ET60WW またはそれ以降 ECP バージョン ECP ID ------------------- ----------------------- 1.01 またはそれ以降 79HT42WW またはそれ以降 <124032> −(修) ヨーロッパ言語の RIS サーバーから Windows XP を導入する時に起こる問題の修正。 導入方法と.inf ファイルをフォルダ \PRO1000\WS03XP2K\RIS_INF に追加しました。 導入の手引き ===================================== 最初に −−− ドライバのインストールを開始する前に、各 OS 上でドライバ パッケージを展開しておく 必要があります。 ダウンロードした EXE 形式のファイルをダブル クリックして、画面の指示に従って展開してください。 特に指定しない限り、イーサネット ドライバは C:\Drivers\WIN\Ethernetフォルダに展開されます。 ドライバは以下の展開されたフォルダに格納されています。 PRO1000\WS03XP2K ThinkPad ソフトウェア導入支援でのインストール −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 下記の OS では「ThinkPad ソフトウェア導入支援」を使用して、イーサネット ドライバ を導入することができます。 - Windows 2000 - Windows XP 手動によるインストールの方法 −−−−−−−−−−−−−− Windows 2000 −−−−−− <新規インストール -- Windows 2000> (デバイス マネージャの、「その他のデバイス」の下に「イーサネット コントローラ」が ある場合) Windows 2000 が「イーサネット コントローラ」を検知しましたが、正しいデバイス ドライバを 見つけることができませんでした。 この場合、「デバイス マネージャ」の「その他のデバイス」に「イーサネット コントローラ」があります。 次の手順に従って正しいドライバを導入してください。 1. Windows 2000 を始動します。 2. 「スタート」、「設定」、「コントロール パネル」をクリックします。 3. 「システム」アイコンをダブル クリックします。 4. 「ハードウェア」タブをクリックします。 5. 「デバイス マネージャ」ボタンをクリックします。 6. 「その他のデバイス」の下にある「イーサネット コントローラ」を選択し、 マウスの右ボタンをクリックし、「プロパティ」を選択します。 7. 「ドライバ」タブをクリックします。 8. 「ドライバの更新」ボタンをクリックします。 9. 「デバイス ドライバのアップグレード ウィザード」ダイアログ ボックスが 表示されます。 12. 「次へ」をクリックします。 11. 「デバイスに最適なドライバを検索する」を選択します。 12. 「次へ」をクリックします。 13. 検索場所のオプションで「場所を指定」を選択します。 14. 「次へ」をクリックします。 15. 「製造元のファイルのコピー元」にパッケージの展開先の下記フォルダを フルパス名で指定します。 \PRO1000\WS03XP2K 16. 「OK」ボタンをクリックします。 17. 「次へ」をクリックします。 18. ドライバのインストールが完了したら「完了」ボタンをクリックします。 19. システムを再起動するように指示が出たら、「はい」をクリックして システムを再起動します。 <新規インストール -- Windows 2000> (「新しいハードウェアの追加ウィザード」による導入) 初めて Windows 2000 を起動した場合、OS がイーサネット アダプタを 自動認識して、「新しいハードウェアの追加ウィザード」が開始されます。 次の手順に従ってドライバを導入します。 1. Windows 2000 を開始します。 2. 「新しいハードウェアの検索ウィザードの開始」が表示されます。 3. 「次へ」をクリックします。 4. 「デバイスに最適なドライバを検索する(推奨)」を選択し、「次へ」をク リックします。 5. 「場所の指定」にチェックし、「次へ」をクリックします。 6. パッケージの展開先の下記フォルダをフルパス名で指定し、「OK 」をクリックします。 \PRO1000\WS03XP2K 7. 画面の指示に従ってください。 8. このデバイスに対するソフトウェアのインストールが終了しましたと表示され るので、「完了」をクリックしてください。 <更新インストール -- Windows 2000> (デバイス マネージャの「ドライバの更新」による導入) 更新する場合は、次の手順に従います。 1. Windows 2000 を開始します。 2. 「スタート」、「設定」、「コントロール パネル」をクリックします。 3. 「システム」アイコンをダブル クリックします。 4. 「ハードウェア」タブをクリックします。 5. 「デバイス マネージャ」ボタンをクリックします。 6. [ネットワーク アダプタ」の"+"マークをクリックします。 7. 下記デバイスをダブル クリックします。 "Intel PRO/1000 PL Network Connection" 8. 「ドライバ」タブをクリックします。 9. 「ドライバの更新」ボタンをクリックします。 10. 「次へ」のボタンをクリックします。 11. 「次へ」のボタンをクリックします。 12. ドライバ ファイルの特定で「場所を指定」のみを選択して「次へ」のボタンを クリックし、デバイス ドライバのアップグレード ウイザードにパッケージの展開先の 下記フォルダをフルパス名で指定して、「次へ」のボタンをクリックし、表示される 手順にしたがって導入を続けてください。 \PRO1000\WS03XP2K 13. 再起動が指示されたら、再起動します。 Windows XP −−−−− <新規インストール -- Windows XP> (デバイス マネージャの、「その他のデバイス」の下に「イーサネット コントローラ」が ある場合) Windows XP は「イーサネット コントローラ」を検出しましたが、正しいドライバを 導入できませんでした。この場合、デバイス マネージャの「その他のデバイス」に、 「イーサネット コントローラ」の表示があります。次の手順に従って正しいドライバを 導入してください。 1. Windows XP を起動します。 2. 「スタート」 ボタンをクリックして 「コントロール パネル」をクリックします。 3. 「システム」をダブル クリックします 4. 「ハードウェア」タブをダブル クリックします。 5. 「デバイス マネージャ」ボタンをクリックします。 6. 「その他のデバイス」にある「イーサネット コントローラ」を右クリックして、 「プロパティ」を選択します。 7. 「全般」タブの「ドライバの再インストール」をクリックします。 8. ハードウェアの更新ウィザードが開始されます。 9. 「いいえ、今回は接続しません」を選択し「次へ」ボタンをクリックします。 10. 「一覧または特定の場所からインストールする(詳細)」にチェックをつけて 「次へ」ボタンをクリックします。 11. 「次の場所で最適のドライバを検索する」にチェックがついているのを確認します。 12. 「リムーバブル メディア」のチェックをはずして、「次の場所を含める」にチェックを つけます。 13. 「参照」ボタンを押して、ドライバのある下記フォルダを指定します。 \PRO1000\WS03XP2K 14. 「次へ」ボタンをクリックすると、導入が始まります。 15. 導入が完了したら「完了」ボタンをクリックして、すべての画面を閉じます。 <新規インストール -- Windows XP> Windows XP を初めて起動した時に、「新しいハードウェアの検出ウィザード」で、イーサネット コントローラを検出した時には、以下の手順でドライバを導入します。 1. 「新しいハードウェアの検出ウィザードの開始」で、「一覧または特定の場所から インストールする(詳細)」にチェックをつけて、「次へ」ボタンをクリックします。 2. 「次の場所で最適のドライバを検索する」にチェックがついているのを確認します。 3. 「リムーバブル メディア」のチェックをはずして、「次の場所を含める」にチェックを つけます。 4. 「参照」ボタンを押して、ドライバのある下記フォルダを指定します。 \PRO1000\WS03XP2K 5. 「次へ」ボタンをクリックすると、導入が始まります。 6. 導入が完了したら「完了」ボタンをクリックして、すべての画面を閉じます。 <更新インストール -- Windows XP> ドライバを新しいバージョンに更新する時は、以下の手順に従ってください。 1. Windows XP を起動します。 2. 「スタート」 ボタンをクリックして 「コントロール パネル」をクリックします。 3. 「システム」をダブル クリックします 4. 「ハードウェア」タブをダブル クリックします。 5. 「デバイス マネージャ(D)」ボタンをクリックします。 6. [ネットワーク アダプタ」の"+"マークをクリックします。 7. 下記デバイスをダブル クリックします。 "Intel PRO/1000 PL Network Connection" 8. 「ドライバ」タブをクリックします。 9. 「ドライバの更新(P)」ボタンをクリックすると、ハードウェアの更新ウィザードが 開始されます。 10. 「いいえ、今回は接続しません」を選択し「次へ」ボタンをクリックします。 11. 「一覧または特定の場所からインストールする(詳細)」にチェックをつけて、 「次へ(N)」ボタンをクリックします。 12. 「次の場所で最適のドライバを検索する」にチェックがついているのを確認します。 13. 「リムーバブル メディア」のチェックをはずして、「次の場所を含める」にチェックをつけます。 14. 「参照」ボタンを押して、ドライバーのある下記フォルダを指定します。 \PRO1000\WS03XP2K 15. 「次へ」ボタンをクリックすると、導入が始まります。 16. 導入が完了したら「完了」ボタンをクリックして、すべての画面を閉じます。 Intel PROSet for Windows Device Manager の導入 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Intel PROSet for Windows Device Manager は Windows デバイスマネージャーに対する機能拡張です。 PROSet ソフトウエアの導入後、幾つかの新しいタブがデバイスマネジャーに自動的に追加されます。 Intel PROSet は Windows 2000 及び Windows XP で導入できます。 注意:PROSet for Windows Device Manager を導入するにはコンピューターの管理者権限が必要です。 PROSet ユーザーへの情報: 以前のバージョンの PROSet を使っていた場合、Intel PROSet for Windows Device Manager では 以下の違いがあります。 - システム トレー アイコンはありません。 - コントロール パネル又はスタート メニューから PROSet へのアクセスはできません。 - すべての PROSet の機能はデバイス マネージャーでアクセスできます。アクセスするには、 デバイス マネージャを開いて Intel の Ethernet アダプターをダブル クリックしてください。 導入手順: 1. 「スタート」、「ファイル名を指定して実行」、「参照」をクリックし、\APPS\PROSETDX\2KXPWS03\DxSetup.exeを 選択し、「開く」、「OK」をクリックします。 "Open", and "OK" 2. 「次へ」をクリックします。 3. 「使用許諾契約の条項に同意します」を選択します。 4. 「次へ」をクリックします。 5. 「次へ」をクリックします。 6. 「インストール」をクリックします。 7. 「完了」をクリックします。 自動導入(DOSドライバー) −−−−−−−−−−−− 注意: 自動導入は、システム管理者が同時に大量のThinkPadにソフトウェアを導入す る場合にのみ必要です。 自動導入に必要な DOS のドライバは別のドライバ パッケージ(79RDxxWW)に 含まれています。 このDOSのドライバーは自動導入にのみ、使用できます。 また、自動導入のための手順はこのパッケージの \APPS\SETUP\PUSH フォルダに 含まれています。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 現在導入されているドライバのバージョンを確認する方法 ファイル名 バージョン OS ----------- ------------------------ ------------ e1e5032.sys 9.2.50.0 (ビルド 124032) Windows 2000 e1e5132.sys 9.2.50.0 (ビルド 124032) Windows XP 1. マイ コンピュータを右クリックし、プロパティを選択します。 2. ハードウェア タブをクリックしデバイス マネージャを開きます。 3. ネットワーク アタプタをダブル クリックしすべてのアダプタを表示させます。 4. "Intel PRO/1000 PL Network Connection"をダブル クリックします。 5. ドライバ タブをクリックしてドライバのバージョンを確認します。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 商標 * ThinkPad は、Lenovo の登録商標です。 * Intel は Intel Corporation の登録商標です。 * Microsoft および Windows は、Microsoft Corporation の登録商標です。 その他の社名、製品名、サービス名は、他社の登録商標、商標またはサービス マークです。