−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ソフトウェア名 BIOS 対象機種 ThinkPad T43/T43p (日本での未発表製品も含みます) 対応OS Windows XP (Home Edition および Professional) Windows 2000 Windows NT 4.0 + サービス・パック6aおよびそれ以降の適応 バージョン 1.29 発行日 2006年8月31日 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ソフトウェアの役割 ThinkPad本体内のBIOS(システム・プログラム)を更新します。BIOSを更新す ることにより、問題の解決や機能の追加、拡張ができます。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− [重要なお知らせ] PS/2タイプの外付けキーボードをお使いで、EC 1.05を適用されているお客様にお 知らせがあります。 - キー入力した場合に、突然、シフトキーが押されたような状態になることがあ ります。(シフトキーを押すまで続きます) * キー入力した文字が大文字になっている * カーソルキーを押すと、複数選択されてしまう * 数字キーパッドがカーソルキーになっている - カーソルキーを押していると数字(2,4,6,8のどれか)が入ってしまう このような場合は、ECを1.06に変更してください。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 今回の変更内容 [重要な変更] ありません [新機能または機能の拡張] - USBメモリキー等を挿してシステムを立ち上げた場合に、常にDOSの ドライブ名が割り振られるように変更しました。これまでのBIOSでは、 そのUSBデバイスからブートしたときにのみ、DOSのドライブ名を 割り振っていました。 [問題の解決] ありません −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− バージョンの確認方法 (A), (B)の2通りの方法があります。 (A) Windowsでの確認 1. Windowsを始動します。 2. ThinkPad 機能設定を起動します。 「スタート」「すべてのプログラム (またはプログラム)」「Access IBM」 「ThinkPad 機能設定」の順にクリックします。 3. ThinkPad 機能設定の画面で、「システム情報」アイコンをクリックしま す。 4.「BIOS情報」タブをクリックします。 画面上に、次のバージョン情報が表示されています。 BIOS バージョン エンベッデッド・コントローラー・バージョン 5.「OK」をクリックし、終了します。 (B) BIOS設定での確認 1. コンピュータの電源を切ります。 2. コンピュータの電源を入れます。 3. 画面左下に To interrupt normal startup, press the blue Access IBM button が表示されたら、F1キーを押します。 「IBM BIOS Setup Utility」の画面が表示されるまで待ちます。 パスワードの入力を求められたら、正しいパスワードを入れます。 4. 画面上の次の行に、バージョン情報が表示されています。 BIOS Version : BIOSのバージョン Embedded Controller Version : エンベッデッド・コントローラー・ プログラムのバージョン 5. コンピュータの電源を切り、終了します。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 注意事項 (全ての方へ) −今回提供されるBIOSは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバー ジョンが1.06またはそれ以降の場合、正常に動作します。 まだエンベッデッド・コントローラー・プログラムを更新されていない方は、 別パッケージ「エンベッデッド・コントローラー・プログラム バージョン 1.06(またはそれ以降)」を入手し、エンベッデッド・コントローラー・プロ グラムも同様に更新してください。 −BIOSとエンベッデッド・コントローラー・プログラムの両方を更新する場合 は、先にBIOSを更新してください。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− BIOSの更新方法 (注意) −現在問題なくシステムをお使い頂いている場合は、必ずしもBIOSを更新する 必要はありません。そのままお使いください。 BIOSを更新する必要があるかどうかの判断は、「バージョン情報」の章を参 照してください。 −BIOSの更新作業には、ACアダプター、及び充電済みのバッテリー・パックが 必要です。 −ドッキング・ステーション、またはポート・リプリケーターがコンピュータ に接続されている場合、それらを取り外します。 −RDM (Remote Deployment Manager) または同様の環境下でBIOSを更新する場 合、更新作業に先だってあらかじめ始動パスワードを削除しておきます。 警告−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 画面の指示がない限り、BIOSの更新中に 、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、 絶対に電源を切ったり、サスペンドしたりしないでください。 BIOSの更新中に誤ってこれらを行うと、システム・ボードの交換が必要と なる場合があります。この場合、IBMまたはIBM特約店にThinkPadをお持ち いただくことになります。このサービスは有償の場合もあります。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 次の3通りの方法があります。 (A) ThinkPad ソフトウェア導入支援による自動更新 (B) 手動更新 (C) コマンド・ラインによる更新 (Unattended インストール) (A) ThinkPad ソフトウェア導入支援による自動更新 1. コンピューターにACアダプターをしっかりと取り付けます。 2. Windowsを始動します。Windows XP/2000/NT 4.0の場合は、アドミニスト レーター特権をもつユーザーIDでログオンします。 3. Internet Explorerを起動します。 4. ツール バー上の「ThinkPad ソフトウェア導入支援」ボタンをクリック します。(*3) 5.「ようこそ」の画面で「新規・更新パッケージの導入」が選択されている ことを確認し、「次へ」をクリックします。 6.「更新パッケージの検出」画面で「インターネット上の最新情報を取得す る」にチェック・マークがついていることを確認し、「次へ」をクリッ クします。 検索を開始します。 7.「パッケージのダウンロード」画面が表示されたら「次へ」をクリックし ます。 8.「パッケージの選択」画面が表示されたら、 BIOS にチェック・マークが付いていることを確認します。(*4) 9.「次へ」をクリックします。 10.「パッケージの導入」画面でパッケージ名を確認し、「導入」をクリック します。 11. 完了しました。と表示されたら「OK」をクリックします。 12.「閉じる」をクリックします。 13. 画面の指示に従います。 ご使用の環境によっては、下記のメッセージが表示されることがあります。 その場合は、システムを再起動後、BIOSの更新作業を再度実行してください。 DeviceIoControl() returns 2 オペレーティングシステムを再起動して、 BIOSまたはエンベッデッド・コントローラーの アップデート・ユーティリティを再実行してください。 Windowsが自動的に終了し、BIOSアップデート・ユーティリティの画面が表 示されます。 14. メニューから「操作上の注意」を選び、内容をよく読んでください。 15. 読み終えたら、Escキーを押しメニューに戻ります。 16.「システム・プログラムの更新」を選び、画面の指示に従って更新を行い ます。 更新の作業が終了すると、コンピューターが自動的に再起動します。 これで全ての作業が完了です。 ヒント *3: ツール バー上に「ThinkPad ソフトウェア導入支援」ボタンが表示されない 場合は、 (a) Internet Explorerのメニュー バー上で、「表示」「ツール バー」 「ユーザー設定」の順にクリックします。 (b)「ツール バーの変更」画面の「利用できるツール バー ボタン」のリス トの中から「ThinkPad ソフトウェアの更新」ボタンをクリックして選 択し、「追加」をクリックします。 (c)「現在のツール バー ボタン」に「ThinkPad ソフトウェアの更新」ボタ ンが登録されたことを確認したら、「閉じる」をクリックします。 もし、「ThinkPad ソフトウェアの更新」ボタンが見当たらない場合は、 −「ThinkPad ソフトウェア導入支援」自身を更新して (バージョン 2.10.03C2 およびそれ以降)、ツール バーに登録できるようにする。 −手動で「ThinkPad ソフトウェア導入支援」を起動する。 (例) 「スタート」「すべてのプログラム (または プログラム)」「Access IBM」「ThinkPad ソフトウェア導入支援」の順にクリックする。 のどちらかを実行してください。 *4: チェック・マークのついたその他のパッケージも同時に更新することができ ます。目的のパッケージだけを更新したい場合は、それ以外のパッケージに ついているチェック・マークをクリックしてチェック・マークの表示を消し ます。 各パッケージ名の左端の + マークをクリックすると、現在導入されている バージョンが表示されます。 (B) 手動更新 「手動更新の方法」の章を参照してください。 (C) コマンド・ラインによる更新 (Unattended インストール) 「コマンド・ラインによる更新(Unattended インストール)の方法」の章 を参照してください。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 更新作業をスムーズに行うためのヒント BIOSを更新する際に、次のような問題が発生することがあります。 −更新作業中にSTOP ERROR(青画面を背景にしたストップ・エラー)が発生し、 作業が完了しないうちにコンピュータが勝手に再起動していまう、または STOP ERROR画面でハングする。 −「Debug ...」「eFlash Error」ウィンドウ等が表示され、そのまま更新作 業が中断する。 −メイン・メニュー画面で、画面の一部(右側)にゴミが表示されてしまう。 等。 そのような場合は、次のヒントを参照して更新作業を行ってみてください。 1. 使用しているWindowsに必要な最小メモリー(例:Windows XPでは256 MB) よりも、なるべく多くのメモリーをコンピュータに搭載する。 2. Windowsが始動してもすぐにBIOSの更新作業を行わない。 Windows スタートアップ、スケジュールで登録されたプログラムの始動・ 実行が完全に終了するまで待つ。(特にアンチ・ウィルス・プログラム等 は始動・実行の完了に時間がかかります。) 3. BIOSの更新作業の前に、なるべく他のプログラムを終了させる(クローズ する)。 4. BIOSの更新作業中にWindows上に表示される「ThinkPad BIOS アップデー ト − InstallShield Wizard」画面で、マウスで「次へ」をクリックす るかわりにキーボードの「Enter」キーを押して画面を先に進める場合は、 適当に間隔を空けてキーを押す(素早くキーを押して行かない)。 この理由は、「InstallShield Wizard」画面の表示中はアップデート・ ユーティリティのプログラムの一部がバックグラウンドで実行されてお り、そのプログラムが終了しないうちに Enter キーを次々と押して画面 を先に進めていくと、その処理が正常に終了しない場合があるからです。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− BIOSを初期設定に戻す方法 「バージョン情報」の章の「問題解決/変更の概要」に書かれていない障害が 発生した場合、BIOSの設定を初期設定(デフォルト)に戻してみるのも一つの 方法です。 BIOSを初期設定に戻す方法は以下の通りです。 1. コンピュータの電源を切ります。 2. コンピュータの電源を入れます。 3. 画面左下に To interrupt normal startup, press the blue Access IBM button が表示されたら、F1キーを押します。 「IBM BIOS Setup Utility」の画面が表示されるまで待ちます。 パスワードの入力を求められたら、正しいパスワードを入れます。 4. F9キーを押します。(Setup Defaults) 5.「Yes」を選び、初期設定に戻します。 6. F10キーを押します。(Save and Exit) 7.「Yes」を選び、保存・終了を行います。 システムの再設定が完了し、システムは自動的に再起動します。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− バージョン情報 (日本での未発表製品/未発表バージョンも含みます) 現在までに次のBIOSが提供されています。またそれに対応したエンベッデッ ド・コントローラー・プログラムもそれぞれ用意されています。 (略語) BIOS ID : 管理者用のBIOS識別情報 BIOS Date : BIOSの日付 ECP : エンベッデッド・コントローラー・プログラム BIOS BIOS ID BIOS Date ECP バージョン 年-月-日 バージョン ---------- -------- ---------- ----------------------------- 1.00a 1YET37WW 2004-12-24 1.00a 1.01 1YET38WW 2005-01-18 1.00a 1.02 1YET39WW 2005-01-19 1.00a 1.03a 1YET41WW 2005-03-31 1.00a 1.04 1YET42WW 2005-04-08 1.03 1.05 1YET43WW 2005-04-28 1.03 1.06a 1YET45WW 2005-06-02 1.03 1.07 1YET46WW 2005-06-06 1.03 1.08 1YET47WW 2005-06-09 1.03 1.21 1YET56WW 2005-07-06 1.03 1.22 1YET57WW 2005-07-20 1.03 1.23 1YET58WW 2005-09-15 1.03 1.24 1YET59WW 2005-11-07 1.03 1.25 1YET60WW 2006-01-23 1.06 1.26 1YET61WW 2006-02-20 1.06 1.27 1YET62WW 2006-05-18 1.06 1.28 1YET64WW 2006-07-07 1.06 1.29 1YET65WW 2006-08-21 1.06 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 問題解決/変更の概要 (略語) < > BIOSのバージョンを示します。 ( ) 管理者用のBIOS識別情報を示します。 [重要] 重要な変更を示します。 (新) 新機能または機能の拡張を示します。 (修) 問題の修正を示します。 <1.29> (1YET65WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.06(またはそれ以降)の場合、正常に動作します。 −(新) USBメモリキー等を挿してシステムを立ち上げた場合に、常にDOSの ドライブ名が割り振られるように変更しました。これまでのBIOSでは、 そのUSBデバイスからブートしたときにのみ、DOSのドライブ名を 割り振っていました。 <1.28> (1YET64WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.06(またはそれ以降)の場合、正常に動作します。 −(修) バッテリーモードで USB1.1デバイスをシステムに接続した時、電力消費を 抑えるためのCPU機能により高音のノイズが聞こえる問題を修正しました。 <1.27> (1YET62WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.06(またはそれ以降)の場合、正常に動作します。 -(修) BIOS 1YET60WWまたは1YET61WWを適用した場合、使用されないPCIデバイスが下記の アドレスに現れることがあります。 Bus=0x0B, Device=0, Function=1 これに伴い、Windows 2000上などで、BIOS更新後ドライバのインストール ウィザードが走ります。 この結果、デバイス・マネージャーに「SDカードホストコントローラ」という ものが追加されます。 -(修) BIOS 1YET60WWまたは1YET61WWを適用した場合、ワイアレスデバイスを積んだモデル で、"Radio Off"の機能が動作しなくなります。 BIOS Setup menu上で、Config -> Network -> Internal Wireless Device の設定において、"Radio Off"の選択肢が現れません。 <1.26> (1YET61WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.06(またはそれ以降)の場合、正常に動作します。 * このBIOSバージョン以降では、PC-Doctor DOS #151 2.0.1381d以降を使用してください。 それ以前のPC-Doctor DOSでは、無線LANアダプターに認識できないものがあります。 −(修) DOS上でドッキングステーションのフロッピードライブコネクタにつないだ フロッピードライブでのディスクの読み書き時にエラーが起きることがあり ます。 <1.25> (1YET60WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.06(またはそれ以降)の場合、正常に動作します。 * このバージョン以降は、PC-Doctor DOS #151 2.0.1381d以降を使用してください。 それ以前のPC-Doctor DOSは、無線LANアダプターに認識できないものがあります。 −(修) POST 中に画面に表示される Intel Pentium M Processor と Centrino の ロゴが更新されました。 −(修) 不具合を持つ HDDを装着した場合、POST がハングする場合があります。 −(修) 一部のExpressCardが動作しない問題の修正。 −(修) ATI dispaly情報で表示される使用メモリタイプが正しくなかったのを修正 しました。機能には変更はありません。 −(新) BIOS の 設定項目「ThinkPad NumLock」が「BIOS Setup Utility」に 以下のように追加になりました。 -「Config」-> 「Keyboard/Mouse」に「ThinkPad NumLock」 「Independent」を選択した場合、外付けキーボードの NumLock (ナム・ ロック) の状態とは無関係に、ThinkPad の NumLock のみを使用不可に できます。ThinkPad 側の NumLock が使用可能になっていると、外付け キーボードの NumLock も使用可能になります。 「Synchronized」を選択した場合、ThinkPad と外付けキーボードの NumLock の状態は常に同じになります。 *「ThinkPad NumLock」設定項目をご利用いただくには、エンベッデッド・ コントローラー・プログラムもバージョン 1.06 (1YHT29WW) または それ以降に更新していただく必要があります。 <1.24> (1YET59WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.03(またはそれ以降)の場合、正常に動作します。 −(新) サポート外HDDを使用している際に表示される起動時警告メッセージ2010の 変更。 注) メッセージ2010が出る場合は、できるだけサポートされたHDDをお使い ください。 −(修) CardBusコントローラーの設定値の修正 −(修) BIOS設定でブートデバイスを変更するとシステムがハングする場合がある。 この問題の修正。 −(修) バッテリーモードの時、Windowsログオン後システムがスタンバイモードに 入る場合がある。この問題の修正。 <1.23> (1YET58WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.03(またはそれ以降)の場合、正常に動作します。 −(修)1YET56WW(バージョン1.21)またはそれ以降のBIOSで、ウルトラベイ スリム セカンドHDD アダプターを使用中、電源オフ状態からWake On Lanした場合、 ハードディスクパスワードを設定していない状態でもシステムが電源オフ 状態に戻ってしまう。 −(修)USBフロッピードライブやUSBメモリーキー、USBハードディスクなどを新規に 装着した状態で、BIOSパスワード入力画面で電源オフを行うと、次回の起動 でPOSTエラーが表示される。 −(修)USBデバイスによっては、ドッキングステーション、ポートリプリケータに つけて電源をオンにした時、システムが起動しない場合がある問題の改善。 <1.22> (1YET57WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.03(またはそれ以降)の場合、正常に動作します。 −ATI-M24 ビデオメモリ設定のチューニング。 本バージョン以前のBIOSでは、新しいビデオメモリ設定をサポートできません。 <1.21> (1YET56WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.03(またはそれ以降)の場合、正常に動作します。 −ThinkPad T43/T43p 2005年夏モデルのサポート −ATI-M22 ビデオメモリ設定のチューニング。 本バージョン以前のBIOSでは、新しいビデオメモリ設定をサポートできません。 −(新)起動時のセキュリティー強化: ハードディスクパスワードが設定された状態では、パスワードの設定関係によらず、 電源オフ状態からのWake On Lan動作を禁止した。 −(修)DOS環境でモノクロームビデオモードが動作しない。 −(修)起動時の指紋認証画面が、なにも入力しない場合13秒で自動的にBIOS パスワード入力画面に移る場合がある。本来のタイムアウト値は40秒。 <1.08> (1YET47WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.03(またはそれ以降)の場合、正常に動作します。 −(修)一部機種での起動及びレジューム時間の調整。 <1.07> (1YET46WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.03(またはそれ以降)の場合、正常に動作します。 −(修) まれにシステムがスタンバイからレジュームしないことがある。 <1.06a> (1YET45WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.03(またはそれ以降)の場合、正常に動作します。 −(新) 下記の内蔵通信デバイスをオペレーティングシステムから隠すBIOS設定 の追加。 - Bluetooth: Config -> Network -> Internal Bluetooth Device - モデム: Config -> Modem -> Modem Device - 赤外線: Config -> Ingrared -> Infrared Device −(修) Windows XP上で高速赤外線通信のパフォーマンスがよくない場合がある。 −(修) まれにシステムがハードディスクからブートしないことがある。 <1.05> (1YET43WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.03(またはそれ以降)の場合、正常に動作します。 −(修) 1YET42WW(1.04)でWindowsのスタンバイからの復帰時間が1秒弱遅くなっ ていたのを改善。 <1.04> (1YET42WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.03(またはそれ以降)の場合、正常に動作します。 −(新) 指紋認証データを消去するBIOS Setup menuの追加。 −(新) 不適切なHDD firmwareを使用しているHDDを使用した場合にPOSTでの警告 メッセージの追加。 −(修) いくつかのBIOS Setup menu itemがリモートCMOSアップデートユーティリ ティで更新できない。 −(修) Bluetoothの電源を入れた状態で、USB FDDからのbootができない場合があ る。 <1.03a> (1YET41WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.00a(またはそれ以降)の場合、正常に動作します。 −(新) 新規ビデオメモリのサポート <1.02> (1YET39WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.00a(またはそれ以降)の場合、正常に動作します。 −(修) 指紋認証システムの更新。 <1.01> (1YET38WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.00a(またはそれ以降)の場合、正常に動作します。 −(修) スタンバイ中に電源(ACアダプタ、バッテリ)を全て抜いた後、電源を 付け直した直後のパワーオンでシステムが立ち上がらない。 <1.00a> (1YET37WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.00a(またはそれ以降)の場合、正常に動作します。 −(新) (第一版) ThinkPad T43のサポート。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 手動更新の方法 WindowsのInternet Explorerを使用する場合を例に説明しています。 警告−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 画面の指示がない限り、BIOSの更新中に 、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、 絶対に電源を切ったり、サスペンドしたりしないでください。 BIOSの更新中に誤ってこれらを行うと、システム・ボードの交換が必要と なる場合があります。この場合、IBMまたはIBM特約店にThinkPadをお持ち いただくことになります。このサービスは有償の場合もあります。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− (ファイルのダウンロード) 1. Internet Explorerで、インターネット上の目的のファイルをクリックし ます。 2.「ファイルのダウンロード」画面で、「保存」をクリックします。 3.「保存する場所」で「デスクトップ」を選択します。 または他の好きな場所を「保存する場所」で選択します。 4.「保存」をクリックし、画面に従いファイルを一時的に保存します。 (ファイルの解凍と更新) 5. Windows XP/2000/NT 4.0環境の場合は、アドミニストレーター特権をも つユーザーIDでログオンしていることを確認します。 6. コンピューターにACアダプターをしっかりと取り付けます。 7. Windows のデスクトップ画面を表示します。 または、手順 3.で指定した保存場所をエクスプローラで開きます。 8. 手順 4.で一時的に保存したファイルをダブルクリックします。 9. 画面の指示に従います。 ご使用の環境によっては、下記のメッセージが表示されることがあります。 その場合は、システムを再起動後、BIOSの更新作業を再度実行してください。 DeviceIoControl() returns 2 オペレーティングシステムを再起動して、 BIOSまたはエンベッデッド・コントローラーの アップデート・ユーティリティを再実行してください。 Windowsが自動的に終了し、BIOSアップデート・ユーティリティの画面が表 示されます。 10. メニューから「操作上の注意」を選び、内容をよく読んでください。 11. 読み終えたら、Escキーを押しメニューに戻ります。 12.「システム・プログラムの更新」を選び、画面の指示に従って更新を行い ます。 更新の作業が終了すると、コンピューターの電源が自動的に切れます。 これで全ての作業は完了です。 最後に、手順 4.で一時的に保存したファイルを削除しておきます。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− コマンド・ラインによる更新の方法 (Unattended インストール) この方法は、システム管理者が一度に大量のThinkPadのBIOSを更新する場合 のみ必要です。 このパッケージで提供されるファイル名(1YUJ18JP.EXE)に、-s -a -s オプションを追加してコマンド・ラインで実行します。 (例) ドライブ名\ディレクトリ名\1YUJ18JP.EXE -s -a -s 更新作業の注意事項は、「手動更新の方法」の章の(ファイルの解凍と更新) に準じます。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 外付けディスプレイと液晶ディスプレイとの表示切替 以前のThinkPadでは、液晶ディスプレイと外付けディスプレイとの表示切替時 に画面の解像度をそれぞれ別の設定にできていましたが、最近の仕様変更によ り同一の設定に固定となりました。 これにより、外付けディスプレイ画面の解像度を液晶ディスプレイよりも高い 解像度に設定していると、画面表示を液晶ディスプレイに切り替えた場合に拡 張デスクトップの表示となります。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 制限事項 パスワード設定時にパスフレーズ(Passphrase: 言葉と言葉の間にスペースを 入れた言い回し。最大64文字までの英数字を指定可能)を使用できるようにな りましたが、この機能はWindows 2000, Windows XPでのみサポートされます。 Windows NT 4.0, OS/2はサポートしません。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 技術情報 (専門的な内容ですので、必要な方のみご利用ください) メモリー空間の情報: <予約領域> コンベンショナル・メモリー内の次のメモリー空間は、BIOSその他によって あらかじめ予約され、使用できません。 C0000-CFFFF : ビデオBIOS D0000-D3FFF : イーサネット用オプションROM (*1) DC000-DFFFF : USB BIOS (*2) E0000-FFFFF : システムBIOS (注意) *1:「Internal Network Option ROM」の設定を「使用不可(Disabled)」に すると、使用可能な領域となります。 (「IBM BIOS Setup Utility」メニューの Config -> Network -> 「Internal Network Option ROM」オプション) この場合、WakeOnLAN機能とPXE起動の機能は使用できません。 *2:「USB BIOS Support」の設定を「使用不可(Disabled)」にすると、使 用可能な領域となります。 (「IBM BIOS Setup Utility」メニューの Config -> USB -> 「USB BIOS Support」オプション) 使用不可にしても、USB機器をWindowsで使用することはできます。 <使用可能な領域> 次のメモリー空間は、EMM386等のメモリー・マネージャで使用可能です。 D4000-DBFFF 但し、オペレーティング・システムによっては、上記の使用可能な領域から CardBusコントローラその他用にメモリー空間を割り当ててしまいます。 そのアドレスとサイズは、オペレーティング・システムの仕様により異なり ます。 上記で示された情報は、今回提供したBIOSのバージョンでのみ有効です。また 将来のBIOSの更新によって変わる可能性があり、保証するものではありません。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 商標 * ThinkPad は、Lenovo の登録商標です。 * IBM および OS/2 は、IBM Corporation の登録商標です。 * Intel および Pentium は、Intel Corporation の登録商標です。 * Microsoft, Windows および Windows NT は、Microsoft Corporation の 登録商標です。 その他の社名、製品名、サービス名は、他社の登録商標、商標またはサービス マークです。